ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(6/10/夜)ー

悠「あっちゅいわぁ」

ともき「気持ち悪い」

悠「酔ったのか?」

ともき「お前が気持ち悪いといっとるんだ」

悠「またまたご冗談を」

ともき「冗談はお前の髪だけにしとけ」

悠「なにも冗談じゃない!」

ミーナ「刻みノリ……いや、とろろ昆布」

悠「誰が昆布だ!」

ミーナ「出汁の効いたお茶漬けが食いたいのう」

悠「暑いのに茶漬けかよ。わかってんじゃん!」

ともき「分かってるのかよ」

悠「暑いときには熱いものを食う。しかし、それをやると冷凍幼女に煮え湯へ叩き込まれる!!」

ともき「とろろ昆布だからか」

悠「ちげーよ!!」

マリア「昔給食についてたとろろ昆布を汁に溶かさず直接口に放り込んでえらいめにあったことがあります」

ともき「なにしてんだよ」

悠「え、学校いってたのか?」

マリア「小学校はいってましたよ。借金もなかったですから……あ、いや、正確には私の認識では借金なんてあると思ってなかっただけですけどね。実際は負債の山」

ともき「もういいから」

ミーナ「おマリちゃんや今晩の夕飯は出汁の効いたお茶漬けにしてもらえるかい」

マリア「わかりました」

悠「なに、一緒に暮らしてんの?」

ミーナ「一週間のうち半分くらいわの」

マリア「半居候させてもらってます」

ミーナ「なぁに、掃除洗濯炊事、いろいろとやってもらっておるからボブ&ライクというやつじゃ」

ともき「誰ですか、ボブ&ライクって」

悠「それをいうならボニー&クラフトだろ」

ともき「ギブ&テイクだろ」

悠「っか、そこまでするなら家政婦として雇った方が早くない?」

マリア「仕事として雇われたら、そこに寝泊まりしたらダメでしょ」

悠「それもそうか」

ミーナ「それにわしも今はまだしっかりと蓄えがないからのう。違法なもので違法なことすれば一瞬じゃが」

ともき「やめましょう」

悠「ちなみに婆ちゃんの今の収入源て?」

ミーナ「ギリギリ違法ではないことじゃ」

悠「アッハイ」

ともき「いやいや……」

マリア「まぁ、あの部屋だと危なそうなものゴロゴロしてますもんね。この前なんか極彩色の泡が四方に飛び散ってましたし」

悠「なにそれ怖い」

ミーナ「ふっふっふっ」

悠「怖くなってきたので歴史問題!島津17代当主。ほぼ吸収を制圧した。武将の名前は?」

マリア「おひげおじさん」

悠「いっぱいいすぎる」

マリア「おひげサムライ」

悠「いっぱいいるってんだろ!!」

豊久「島津義弘じゃ」

悠「正解…………いつのまに?!」
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