ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(5/20/夜)ー

悠「紫鏡」

緋斗「……はい?」

悠「紫鏡ってしってるか?」

緋斗「二十歳まで覚えとったら呪われるとか何とかいう都市伝説やっけ?」

悠「そうそう。しっかり二十歳まで覚えとけよ」

緋斗「…………なんでやねん!」

悠「実験」

緋斗「ひとで試いなや!」

悠「いや、呪われても問題ない人間ていえば……お前だろ?」

緋斗「ひっでーわ。めっちゃひっでーわ!!」

悠「……」

緋斗「さらに無視!」

悠「サナダムシ?腹の中で飼ってるのか」

緋斗「かっとらんわ!!」

福太郎「紫鏡いうたら白い水晶とか黄金のじゃがいもで打ち消せるんちゃうかったけ?」

悠「ピンクの鏡とかな。まぁ、白水晶とか黄金のじゃがいもも充分呪われそうだけどな」

福太郎「金のじゃがいもは売れそうやけどね」

悠「金の塊ってことだもんな。」

マリア「金でコーティングされたじゃがいもだとしたら?」

悠「それはムカつく」

ともき「ムカつくって……」

悠「ジャケ買いして中身がいまいちだったエロ本ぐらいムカつく」

ともき「その例えどうなんだよ」

マリア「ジャケ買いなんてそんなもんでしょう」

福太郎「場合によっちゃ後ろのパッケージ見ても外れのときあるけどね」

悠「そこまできたらもう騙されたことに重んじるしかあるまい」

ともき「いや、知らんけど」

悠「(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!」

ともき「なんでだよ」

崇「……」

マリア「今背中に何を感じてます?」

悠「氷柱で射殺されているような冷たい視線」

ともき「正解だな」

悠「だから振り向かない!」

福太郎「振りむく勇気でなく振り向かない勇気」

ともき「それは勇気なんでしょうか」

悠「ホラー映画とかで振り向くから死ぬんだよ。振り向かずにまっすぐ走って壁を蹴って一回転して相手の頭蓋を潰せばいい」

ともき「後半がせおかしいな」

福太郎「物理で対処」

崇「馬鹿だろ」

悠「うるせーぞ、イケメン!」

ともき「怒ってるのか褒めてるのかどっちだ」

悠「怖いから保険かけてるんだよ」

崇「無駄な打算だな」

悠「無駄も積もれば無駄無駄のラッシュという言葉がある」

ともき「ねぇよ」

マリア「オラが積もればオラオラですね」

悠「Exactly」

崇「…………」

悠「ううっ、背中が冷えるぜぃ!」

福太郎「元気出して」

悠「モチのロンロン、嶺上開花!」

ともき「なんでロンなのにツモあがりなんだよ」

悠「狂気の沙汰ほど面白い」

崇「お前の脳みそが狂気だろ」

悠「狂気、つまりはイアイアクトゥルフ!はい、クトゥルフ問題!性魔術を行う者たちの女神で、シュブ=ニグラスの長女。これはなに?」

崇「シュブ=ニグラスの長女」

悠「そういうのを聞いているんじゃないんですよぉぉ!」

崇「……」

悠「冷たい目で見ればおれが屈すると思うなよ!」
ガッ!
緋斗「盾にせんといて!!」

福太郎「ちょっと難しいなぁ」

マリア「ウトゥルスでフルエフルな感じです」

ともき「それ感じじゃなくて答えだろ」
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