ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「よーす。来ていきなりだが、アレはなんだ?」

美喜「ナゾナゾを出しあってるのよ。」

悠「はっ?」

澪「亮の妹ちゃんがクイズの本を持っててな。最初は暇潰しに誰かが遊んであげてたんだが……いつのまにかクイズ大会に昇格した。」

悠「なるへそ。」



月美「じゃあ、次の問題です。ゴムボールの中に入っているのは空気。じゃあ、うきわの中に入っているのは?」

戌塚「空気だぞと!」

千夜「それだと、クイズになんねぇだろ。」

戌塚「じゃあ、エアだぞと!」

千夜「アホ。」

亮「結局空気じゃん」

炎銃「お前…本気で頭の悪いんだな…。」

戌塚「なんだとーだぞ!」



悠「……アレでクイズ大会になってるのか?」

美喜「まぁ…なってるんじゃない?」

悠「疑問系かよ。」

澪「ちなみに今の答えは?」

悠「浮き輪のなかに入るのは、かなづち(泳げない人間)だろ」

澪「ああ…なるほど。」



月美「じゃあ、次A君は病気でお休みです。B君はA君のお家に、プリントを届けに行きました。でも、A君はB君は来てないと言っています。どうしてですか?」

戌塚「Bは嘘をついたんだぞと。」

亮「おいおぃ…。」

炎銃「お前の解答は百パーセント間違ってるからおもしれぇな。」

戌塚「いやぁ、はは。」

千夜「アホ…バカにされてんだよ。」



悠「なんか聞いてていたたまれないんだけど」

美喜「奇遇ね。私も同じ気持ちよ。」

悠「けど、戌塚はアレだよ。愛すべきバカだからかわいいんだよ。」

澪「なんのフォローだよ、それ。ちなみにさっきの答えは?」

悠「病院にいたんだろ。」



月美「ある人が風邪で寝ていたら、外でウシとチョウチョがいました。この人はどんな病気ですか?」

戌塚「ウシとチョウチョ…。牛蝶々…ぎゅうちょう?」

亮「なんだよその気持ち悪そうなの…」

千夜「牛の腸か?」

戌塚「いや、あ!モウチョウ!盲腸だぞと!」




悠「最初に風邪で寝てるったよな?」

美喜「いったわね。」

澪「いったな。」




月美「台風の日。強風で部屋の窓があいてしまった。でも、誰も閉めようとしませんどうして?」

戌塚「窓がぶっ壊れたんだぞと」

炎銃「ぶっ壊れてんのはお前の頭だろ。」

千夜「はぁ…」




美喜「今の問題は?」

悠「あいてしまった!開いて閉まった!からだろ。」
澪「最近のクイズは子供向けでも良くできてるな。」



月美「一本の棒があります。この棒を切ったり折ったり削ったりしないで、短くするにはどうすればいいでしょう?」

戌塚「……び、ビック◯イトで…」

亮「いやいや、それは無い。」

千夜「お前もう小学生からやり直せ。」




悠「その棒より長いのを持ってきて比べたらいいだけだろ…」

美喜「紅がいたら笑いすぎで呼吸困難になってるかもね。」

澪「確かに…」
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