ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「はっ……くちゅん!」

美喜「……えらくカワイイクシャミね」

悠「どうも…」

澪「どした、風邪か?」

悠「いや、ちょいと冷えただけだろ。俺は基本風邪引かないし。」

美喜「バカだから?」

悠「うん。」

ともき「否定しろよ。」

悠「それより聞いてくれよー。昨日さー、まおの奴がひどいんだぜー。」

美喜「それは悠が悪いわね。」

悠「まだ、なんも話してませんけど?」


美喜「いや、だって、こーゆー場合十二割で原因はアンタだし。」

ともき「すごい、九分九厘とかじゃなく十割オーバーで決定してる。」

悠「いや、だから話を聞いてから判断してよ。わちきが悪くともいいからさ…」

澪「なんでお姉言葉…っか、花魁(おいらん)言葉?」

美喜「っで、なによ。」

悠「うむ、俺の部屋にはコタツがあるんですけどね。まぁ、足を入れるとついつい根付いちゃう訳ですよ。」

ともき「気持ちはわかる。」

悠「んで、ゲームしながらつい寝ちゃったりするんだけど、そのたびにまおに起こされるんだ。寝るなら布団で寝ろ…こたつは寝具じゃないって」

澪「いい娘じゃないか。こたつで寝たら風邪ひくし。」

悠「そうなんですけどね…」

ともき「秋宵月はまるで母親だな。」

悠「逆らったら広辞苑とか六法全書投げてくる母親は嫌だ。」

美喜「てゆーか、普段どんな感じなのよ。」

悠「えーと…まず…朝6時に真桜は起きて朝食の準備、俺は夢のなか。んで、7時にタイマーがなって一度起きるけど二度寝。7時半に真桜が起こしに来て、抵抗したら顔面に辞書が落ちてくる。とりあえず朝食に降りて、学校いくかいかないかを考える」

ともき「おまえ、いろいろとダメだな。すぐ起きろ、そしてちゃんと学校来いよ。」

澪「っか、秋宵月に甘えすぎだろ。子供になにさせてるんだよ。」

美喜「死ねばいいのに。」

悠「はいはい、すいません。」

ともき「ダメだ。堪えちゃいない。」

悠「えへへ。」

澪「なにも照れるようなこといってないから。」

悠「みんなに愛されてるから俺は生きていけるんだよ。」

美喜「キモッ…」

悠「キモッは止めろ。気持ち悪いっていえ。」

ともき「意味は同じだぞ。」

悠「気分の問題だ。想像してみろ、女子中、高生のガキにキモーイ、ウザーイとか言われたら腹立つだろ。千夜なら本気で蹴り飛ばしてるぞ」

ともき「ヴァイオレンスだな…」

悠「ギャルという生き物は国が許可するなら根絶やしにしてもいい。」

澪「悠はなにかギャルに恨みがあるのか?」

悠「いや、一般論のつもりだが?」

ともき「片寄った一般論だな。」
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