ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(4/22/夜)ー

悠「なんかイモ食いたい」

ともき「芋て……」

マリア「それはアレですか、芋っぽい、つまりは田舎者を食い物にしたいという隠語ですか?」

悠「深読みしすぎだ。普通にお芋を食べたいわけですよ」

マリア「悠さんの会話は疲れます」

悠「勝手な深読みで疲れてんじゃねぇぞ」

ともき「気持ちは分かる」

悠「おれの?」

ともき「違う」

悠「違うっていわれた」

福太郎「芋食べて元気だそう」

悠「そうだな。という事で緋斗、ポテト各種買ってきてくれ。」

緋斗「各種ってなんすか」

悠「マクドナルド、ケンタッキー、モスバーガー」

緋斗「えーー!」

悠「買ってきて冷めてたらお前の頭を……」

緋斗「……」

悠「ほら、いけ」

緋斗「頭に何されるん?!」

悠「一時間いないな」

緋斗「わーーん!」

悠「うひゃひゃ」

マリア「ふひょひょ」

お仙『人間って怖いナ』

福太郎「怖いで、一部の人間だけやけどね」

ともき「悠は特にな」

悠「おれは怖くないよ。優しさと切なさと心強さの……」

ともき「篠原涼子かっ」

福太郎「ごっつええ感じでキャシー塚本のお料理教室のとき、松本さんになぐられて泣いたときは笑った」

悠「アレでコント終了したんだよな。まぁ、その後どんどんキャシー料理教室ネタは酷くなっていくんだが」

お仙『そこにいるのは誰ダー!』
ブォン!
ゴッ!
悠「いってぇっ!うぉっい!うおぉぉぉっい!!」

お仙『どうしタ!!』

悠「お前が今カボチャぶつけんだろーがぁぁぁ!」

ともき「なんでカボチャが……しかも、齧ったあとがある。」

福太郎「ラジオ」

ともき「ああ、なるほど」

悠「ていうか、めっちゃいてぇ!」

マリア「カボチャが顔にぶつかると痛い、発見ですね。」

悠「誰でも知っとるわ!」

お仙『里見八犬伝?』

悠「ちげーよ!」

緋斗「ポテトお待ち!」

悠「……割と早かったな」

緋斗「何気にここら辺てならんどるから意外と買えましたわ」

悠「じゃあ、ご褒美にこれやるよ」

緋斗「わぁ……カボチャ……なんか歯形と血痕がついとる……」

悠「顔面にぶつけるなよ。痛いぞ」

緋斗「せーへんよ!」

悠「じやあ、歴史問題。カルタゴの将軍。ハミルカル・バルカの長子。「バアルの恵み」や「慈悲深きバアル」、「バアルは我が主」を意味すると考えられ、「雷光」という意味の名前をもつこの人物は?」

福太郎「おじいちゃん」

お仙『木苺のおじいちゃン』

ともき「ハンニバルだっけ」

マリア「カルタゴの雷さん」

緋斗「だーれー……」

悠「だから木苺のじいちゃんだよ」
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