ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(4/21/夜)ー

悠「昼間暑いのに夜寒い」

ともき「まぁ、雨降ってるしな」

緋斗「昼間は半袖でも平気やのにね」

悠「野郎の半袖とか興味ないわ」

緋斗「いや、別に興味持ってほしいわけではないんやけど」

悠「あ?」

緋斗「このキレられ方が分からない」

悠「分かれ」

ともき「むちゃくちゃ言ってんな」

悠「無茶苦茶にして?」

ともき「悠」

悠「なぁに?」

ともき「ちょっと走ってる軽トラックの前とかに一歩踏み出してみろよ」

悠「……まぁ、大丈夫かな。軽トラなら」

緋斗「なにそれ怖い」

悠「緋斗は車に引かれるの初めてだろうし……マウンテンバイクで許してやるよ」

緋斗「なんで俺も巻き込まれとるん?!」

悠「巻き込みじゃなくて直接ぶつかるんだよ。それから金を巻き上げろ」

緋斗「当たり屋?!」

悠「当たり屋と見せかけた事故だよ。」

緋斗「会話のキャッチボール!」

悠「会話のドッチボールだよ!」

マリア「盛り上がってますねモグモグ」

優日「」そだねモグモグ

ともき「何食ってんだ…」

マリア「バナナです。なんとタダ!」

ともき「タダ?」

優日「リッカちゃんのところでもらってきたの。ちなみに私のは有料」

ともき「ああ、マリアが食ってるのは大分シュガースポットできてるしな」

マリア「私ズクし柿とかでも平気ですからね。っていうか、多少腐ってても平気DEATH!」

ともき「今の時期の食中毒はきついぞ」

悠「語尾に死を含んでるしな」

優日「ところで「ずくし」ってなに?」

悠「え?」

優日「え?」

マリア「え?ズクしわからないひと挙手」

ともき「……」ノ
優日「……」ノ
緋斗「……」ノ

悠「まさかの全員?!」

マリア「マジですか」

ともき「柿ってついたから柿の一種だとは分かるけど」

マリア「ずくし柿っていうのは完熟した柿のことです」

悠「正確に言うと熟柿(じゅくし)。じゅくし柿っていうのがずくし柿と呼ばれるようになったもんだな。名前通り本当にもう指で突いたら簡単に皮が裂けそうなくらい熟したもののことだ」

「「「へーー」」」

マリア「上だけ切ってスプーンですくって食べるの大好きです」

悠「おれはあそこまでいくと苦手だな」

マリア「熟した女は?」

悠「それは好き」

ともき「やかましいわ」

悠「ムンムンした大人の色気が……」

緋斗「続けた?!」

悠「ぉっと、小鳥遊歴史問題!戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。幼名は吉法師(きっぽうし)。この武将は?」

マリア「ノブノブ」

ともき「信長だな」

緋斗「へー、信長なんや」

悠「……」

緋斗「憐れんだ目で見られた?!」
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