ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】8

ーラスタ・ラヴ(4/20/夜)ー

悠「……豆腐の可能性の話をしたが、別のものの可能性も探りたくなるよな」

ともき「いや、別に」

悠「そうか、やはり興味津々か」

ともき「……」
ピッピッ

マリア「携帯でなに調べてるんです?」

ともき「日本語が通じない相手の対処の仕方」

マリア「でますかねぇ」

紅「無言で後頭部に一発叩き込むといいと思うぞ」

悠「ああ、わかる。喋るとウザい奴は喋らせない。これが一番」

ともき「紅頼む」

紅「どっせいっ!」
ブォン!
バッ!
悠「達磨避け!」

ともき「チッ!」
紅「チッ!」

マリア「舌打ちハーモニー」

悠「霜降り舌の話にするか?」

ともき「お前はなんだろうな、安定しないよな」

悠「安定してるよ。超安定してる。」

マリア「情緒不安定?」

悠「ふひひっ」

紅「酷いな」

ともき「いつも酷いから、もうどれが一番ひどいかわからんな」

悠「おれがいつでも優しい言葉をかけると思うなよ」

ともき「うるせぇボケ」

紅「むしろそんな言葉かける奴じゃないだろ」

悠「かけるし!ちょーかけるし!」

マリア「なにをかけるんです?」

悠「せいえ……ぉっとと、誘導尋問かよ」

ともき「誘導でも何でもねぇ」

紅「ひどいっていうか、汚いな」

悠「汚くねぇよ!」

マリア「じゃあ、綺麗ですか?」

悠「……ちょっと難しいな。まぁでも、けっこう喜んでくれる娘は多いというか」

ともき「やめろっ!」

悠「うにゃん」

マリア「わー、イラッとしますね」

紅「うん、俺も普通に殺そうと思ったこと何度もある」

悠「あ、今のでちょっと思い出しことがある。」

ともき「今のでってなんだよ」

悠「昔、母さんが言ってたんだが「離婚を考えたことは一度もない、けど殺そうと思ったことは何度もある」って」

紅「……」

マリア「感動的な話ですね」

ともき「そうかな?!」

悠「おれは爆笑したけどな」

ともき「笑っていい話なんだな」

マリア「そういえば悠さんのお母様って見たことないですね。なんどかお邪魔してますけど」

悠「悪いな天国だわ」

マリア「すいません」

悠「いいよ、そっちも似たようなもんだろ。」

マリア「父親は地獄でいいと思ってます」

紅「シビアだなぁ」

悠「まぁ、100憶の借金残されてるしな。おれだったら鳥葬にしてるレベルだわ」

ともき「それ、他の人が困るだけだろ」

悠「後楽は鳥葬にしようと思ってる」
ドロッ

マリア「わぁ、一瞬に目の光が消えた」
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