ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「冬休みも終わって連休も済んで…テストな時期になったな」

美喜「……」

澪「……」

悠「なにか?」

美喜「聞くだけ無駄なんだろうけど…流れてきに聞いといてあげる。勉強は?」

悠「大丈夫、誰かがしてるって。」

澪「うわぁ…意味の解らない返答もいいところだな。ん?」

美喜「あら…」

?「……」

悠「っーか、内申もボロボロの俺が今さらいい成績残しても…遅いじゃん。だったら適当にだらけていつもどうりのんびりしてたいし。」

美喜「……」

澪「……」

?「……」

悠「まぁ、せめて他の人らの邪魔にならないようにこうして学校から身を引いてる事こそが素晴らしくないかな~って思ってたりするんだけど」

美喜「……」

澪「……」

悠「さっきからなんで黙ってる?」

美喜「かーごめ、かごめ。」

悠「は?」

澪「かーごの中の鳥は、いついつであるー。」

美喜「つーるとかーめがすべった。」

澪「後ろの正面だーあれ?」

悠「後ろの正面?」

まゆ「……」

悠「……」

まゆ「……」

悠「いつから?」

まゆ「っーか、内申も…の辺りからだね。」

悠「つまり、最初からですか」

まゆ「そうだね。」

悠「誰だ!こんな店にまゆを連れてきたやつは!」

ともき「悪い、俺と」

亮「すまん、俺だ。」

美喜「てゆーか、こんな店とはなによ!」

まゆ「悠!」

悠「すいません。聖徳太子じゃないんで一人づつ話してください。」

ともき「じゃあ、俺から…図書室で亮と勉強してたら、会長が来て、悠を最近見かけないって聞かれたから学校自体に来てないっていったら」

亮「何処でいるって聞かれたからここに連れてきた。」

悠「えー…」

まゆ「えー…じゃない!だいたい君は学生という立場をわかっているのかい!」

悠「はあ」

まゆ「毎日、毎日学校に来ない、未成年でありながら飲酒に深夜徘徊!風紀の乱れとかそれ以前に…」

悠「はぁ…」

まゆ「それに来週の月曜にノートの提出」

悠「はあ」

まゆ「それと、この前のプリント!まだ出していないと黒井先生が困っていたよ。」

悠「はあ」

まゆ「…わかってるのかい?」

悠「はあ」

まゆ「反省してるのかい?」

悠「すみませんでした」

まゆ「……」

ともき「アレはダメだな。スイッチが入ってる」

美喜「スイッチ?」

亮「悠の場合、無気力スイッチが入ると何をいっても馬の耳に念仏状態なんだ。」

澪「他にはどんなスイッチがあるんだ?」

ともき「人をからかうスイッチとか現実逃避スイッチとかかな。」

美喜「まともなのがないわね。」
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