ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(4/5/夜)ー

悠「ばあちゃん、ここがおれの行きつけの店。」

ミーナ「ほー、いいお店だねぇ」

ともき「……」

悠「で、あそこにいるのがおれの漫才の相方」

ミーナ「へー、そうかい」

ともき「色々とツッコミたいが……まず誰だ」

ゆうな「お婆ちゃん」

ゆえ「ばあちゃん……」

ともき「婆ちゃんじゃないだろ」

悠「いや、ミハイルの婆ちゃんらしいんだわ」

ともき「マジか」

悠「ただ、年齢不詳の鳳さんとちがってこっちは中身はしっかり婆さんだ」

ミーナ「誰が別嬪さんじゃと?」

悠「いってねーよ!」

ともき「……確かにミハイルの血筋だな」

悠「だろ」

緋斗「せやけど、なんで悠やんと?まさか手出したん?」

悠「……」
ゲシッ!
緋斗「ぐぇっ!」

悠「…………」
ゲシッ!ガスッ!
緋斗「痛っ!マジで痛い!」

ともき「無言で蹴るのはやめたげろよ」

ミーナ「若い子は元気じゃな。」

ゆうな「私も元気だよ」

ゆえ「ゆえもー……」

ミーナ「そりぇいいことじゃな。」

ともき「なんか懐いてるな」

悠「ばあちゃんって存在が珍しいんだろう」
グリグリ

ともき「珍しいってなんだ」

悠「ロリババァはいてもリアル婆は数少ない。婆って言ったら針刺してくる婆はいるけど」
グリグリ

ともき「婆っていうからだろ」

悠「言ってなくても怒られてる気がするんだよな……」

緋斗「シクシク、めっちゃ踏まれた」

悠「お前が失礼なこと言うからだぞ」

緋斗「冗談ですやん!」

悠「相手を選ぶか、それなりに覚悟して冗談を言わないとこういう目に合うんだよ」

ともき「お前はどうなんだよ」

悠「おれは相手を選んだうえでやられてる。覚悟をもってやってるんだ。覚悟があるから幸せなんだ!明日死ぬと……」

ともき「もういいよ!」

悠「なんだよー」
ゲシッ!
緋斗「まだ蹴られた!」

悠「ああ、蹴りやすい位置にいるから」

緋斗「なにこのいわれなき暴力……」

悠「暴力なんていうのは大抵そんなもんだ。」

ともき「そうじゃないだろ」

悠「そうか?いきなり金属バットでフルスイングとかいわれなき暴力の代表だぞ」

ともき「それは別枠だ」

悠「マジかよ……さて、ならロマンシングクイズ!教授のペットでないのはどれ?A.マコ、B.ボストン、C.バーニィ、D.ムクチャー」

ゆうな「エビは餌ですか?」

ゆえ「むくちゃーにやきえびににしてもらおう……」

ともき「ボストンだろ」

悠「海老食べたいな」

ともき「勝手に食え!」
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