ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(3/28/夜)ー

悠「焼き鳥食いたい」

優日「マリアちゃん、良いことを教えてあげましょう」

マリア「はい」

優日「こういう風に悠が何々を食べたいって呟いた時は「ごちになりまーすっ」ていってちょっとボディタッチすればご馳走してくれます。」

マリア「なん……だと?」

優日「では、実戦。ごちになりーす。」
ピト
マリア「ごちになりまーす。」
ピト

悠「お前らそんな見え見えの……どこで焼き鳥喰うかな」

ともき「それでいいのかお前は」

悠「不思議と財布が軽くなっていく……」

優日「何でだろうね」

マリア「不思議不思議~不思議のッアッコちゃん♪」

ともき「なんだかなぁ」

悠「ホントにね」

ともき「お前のことだからな」

悠「あれぇ?」

優日「まぁ、後楽さんに使われるよりはいいっしょ?」

悠「いいな、全然いい。タヌキコロス。」

ともき「あんまりそのワード出すなよ……。コイツ若干そのワードに過敏になってて呪詛振りまくんだから」

マリア「後半無意識に呟いてる感じでしたね」

優日「駒狸ちゃんは可愛いよね」

悠「そうだな。コマリタヌキハカワイイ。」

ともき「今のは意識あるだろ」

マリア「一家に聖なる狸と邪悪な狸がいるんですねぇー。」

悠「片方はただの害獣だ。そろそろ猟銃か弓で狸狩りをしようと思ってる」

マリア「……狸肉って美味しいですか?」

ともき「臭いだろ……」

悠「肛門腺に刺激を与えずに狩れたら臭くはない。もちろん独特の獣臭さはあるけどな」

マリア「ああ、そっか狸も結局は肉食目でしたね」

ともき「なに線?」

悠「肛門腺。詳しい説明は省くが激しく興奮したり強い衝撃を受けると、ここから臭い分泌液を撒き散らすんだ。スカンクやイタチが怒ると屁をこくって聞いた事があるだろ?あれと同じだ」

優日「なるほど、なら狸肉は……」

悠「肛門線を傷つけないように、肛門は周りの皮ごと切りとる。また、内臓を抜いたら直ぐに肉を冷やす。季節によって個体差はあるが、ちゃんと処理すればどんな肉でも喰えないほど臭いって事はない。」

マリア「勉強になりますわぁ」

ともき「お前が目指してるものが分からない……」

優日「でも、だったらなんでタヌキ肉は臭いっていうの?」

悠「タヌキは肉よりも毛皮を取るのが目的だった。毛皮を多く残すためには肛門も普通に切るし、肉を冷やすような事もしなかったからな。そんな手当ての悪い肉を喰わされたヤツは「タヌキ肉は臭かった」ってことになる。」

優日「ほーほー」

マリア「ふむふむ」

ともき「お前が狸解体に詳しいと、ホントに殺る気なんだってことがひしひしと伝わる……」

悠「ロマサガ3でゴールデンバッドの固有技は?A.払い抜け、B.削岩機、C.振り逃げ、Dやり逃げダイナミック」

優日「や、や」

マリア「やり逃げダイナミック!」

ともき「違うだろ。っていうか、なんだそれ」

悠「カタリナがマスカレイドを奪われるときのシーン。別名やり逃げダイナミック」

マリア「ちなみに答えは振り逃げです」
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