ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(3/21/夜)ー

悠「……なんか美味しいキッシュとか食べたい」

緋斗「お酒?」

悠「食いたいってんだろ!」

緋斗「えー……キッシュってなに?」

マリア「フランス、アルザス・ロレーヌ地方の郷土料理」

緋斗「ほー……」

ともき「分かってないな」

悠「見たことぐらいはあるだろ」

緋斗「あるかなぁ?具体的にどんなんなん?」

悠「パイみたいなやつだ」

マリア「正確に言うとパイ生地・タルト生地で作った器の中に、卵、生クリーム、ひき肉やアスパラガスなど野菜を加えて熟成したグリュイエールチーズなどをたっぷりのせオーブンで焼き上げる料理。」

緋斗「うまそうっていうんは伝わった」

ともき「具体的には何も伝わってないな」

緋斗「フランス料理いうんは分かったで」

悠「お前はもう少し教養つけろ」

ともき「それに対して、マリアは良く知ってるな」

マリア「アレ作れ、これ作れっていう注文多いですからね。作る、作らないにしろある程度のレシピは叩きこんどかないとダメなんです。それに私は一応料理上手がうりなところもありますから」

悠「メイドじゃなくて料理上手の家政婦っていうとおれ的には婆さんのイメージがある」

ともき「あー、まさに家政婦さんだな」

マリア「割烹着着たら誰でも家政婦ですよ」

ともき「それはおかしい」

悠「じゃあ、おれもメイド服着たらメイドだな!」

ともき「ただの変態だろ」

悠「失敬な!」

緋斗「見たぁないわぁ……」

悠「永遠になにも見えなくしてやろうか?」

緋斗「なんでそう極端なんよ!!」

悠「端的に言えば緋斗だし」

緋斗「アッハイ」

ともき「お前もすっかり慣れてるよな……」

マリア「キッシュが食べたいなら材料と調理場とお給金さえ用意してくれれば作りますよ。」

悠「それ、自分で作った方が安上がりだよな」

マリア「美少女の手作りに価値があるんじゃないですか」

ともき「自分でいうなよ」

悠「言ってることは確かに正しいんだが、金払ってうちで料理させてたら、真桜がおれをオーブンで焼きかねないからな」

ともき「ヘンデルとグレーテルの魔女じゃないんだから……」

悠「じゃあ、冷凍される」

マリア「ゆうと雪の真桜」

悠「映画賞とれるかな」

ともき「とれねーよ」

悠「じゃあ、ロマサガ問題!ロマサガ3で仲間になる人外キャラの数は?」

マリア「海老、雪玉、ようせいたん、鼻、ひっきー!」

悠「正解!」

ともき「今のが正解なのか……」

悠「正解だよ」
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