ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

悠「ロマ略」

ともき「もう言わなくてもいいだろ」

悠「言うよ!言い続けるよ!だって男の子だもの!」

ともき「意味が分からん」

マリア「感動しました」

緋斗「ええっー!」

悠「ほら、分かる奴には分かる」

ともき「……いくら渡された?」

マリア「二百円」

ともき「わいろ送ってんじゃねぇか!」

悠「わいろとは失礼な。ただの口添えだよ」

ともき「物添えしてるだろ、しかも現金」

マリア「まぁまぁ、いいじゃないですか。悠さんは喜ぶ、私も喜ぶ、みんな喜んでます。」

ともき「悠は喜んでるんじゃなくて調子に乗ってるだけだ」

悠「調子に乗らせてもらうぜ!」

ともき「うるせぇ」

弩躬「調子に乗ってる奴がいる」

悠「誰だ?」

弩躬「俺の矢が刺さった奴だ」
ギギッ、ギギギッ

悠「おぉっと、既に狙いがおれ一択じゃないか」
ススッ
緋斗「ひとの背後に回らんといて!」

悠「安心しろ。おれは大丈夫だ」

緋斗「俺が大丈夫ちゃうねん!」

弩躬「……貫けるかな」

緋斗「あの兄さん危ない!」

悠「知ってる」

マリア「あのダートで人間の身体って貫けるんでしょうか?」

ともき「さぁ」

緋斗「いや、助けて!」

弩躬「人間を正確に撃ち抜くっていうのは実は銃でも難しい。殺すのは簡単だけどな」

緋斗「やめてー!そんな解説やめてー!」

悠「我が盾となれ」

緋斗「もーいやぁ!」

悠「やかましい!」

弩躬「邪魔だ!」

緋斗「えぇ……」

ともき「もうやめてやれよ」

悠「しゃーないな」

弩躬「なんか興が削がれたしな」

緋斗「あれ、俺?俺が悪いん?」

マリア「んー、6:4ですかね」

緋斗「嘘やん!!」

ともき「諦めろ、騒ぐだけ無駄だって……」

緋斗「シクシク」

悠「っか、お前最近よくこのあたりウロウロしてるよな?」

弩躬「そりゃうろつくぐらいするよ。俺としてはほぼ毎日いるお前のが異常だと思うんだけど」

悠「気のせいだろ」

弩躬「悠みたいな濃いのが気のせいのわけがない」

ともき「確かに目につく」

悠「そんな耀いてるから目立つなんて」

ともき「目につくといったんだ」

弩躬「撃ちこみたいわ。ダート、撃ちこみたいわ。目玉に」

悠「怖いんだよ!はい、では、みんな大好きロマサガ問題!レオン陛下がダンジョンを封印した帝国令第?ヒンはト:A.772、B.773、C.774」

弩躬「わからない」

悠「三択だろ。勘でいけ勘で」

マリア「Aの772年です。」

悠「あ、正解」

ともき「勘か?」

マリア「いえ、ちゃんと予習済みです」

ともき「えぇ……」
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