ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(3/13/夜)ー

悠「あー、そろそろバロンにマダニの注射しないと」

ともき「そんなのしてたのか」

悠「するよ!!マダニとか超ヤバいカララな!!」

ともき「知ってるけど「カララ」ってなんだ」

悠「いってない」

ともき「いったよ」

悠「いった?」

マリア「バッチリリに」

ともき「「リ」が多い」

緋斗「けど、ちゃんとしとんやね」

悠「お前はもっとちゃんと生きろ」

緋斗「急になにっ?!」

悠「……」

緋斗「そして沈黙!」

悠「ちょっと誰か電話貸してくれ」

ともき「自分のは?」

悠「もってるわけないだろ!!」

マリア「男らしい」

緋斗「男らしいけどアカンやろ」

ともき「どこに電話する気だよ」

悠「柳にマダニの注射予約」

ともき「……」

悠「……」

ともき「え?」

悠「え?」

ともき「いや、柳さんて……医者だよな」

悠「医者だよ」

ともき「バロンは犬だよな」

悠「犬だよ」

ともき「獣医に頼めよ」

悠「あの爺さん獣医師免許も持ってるぞ」

ともき「マジか」

悠「マジだ」

マリア「つまり人間と動物どっちも見れる万能医ですか」

悠「万能だけど性質は悪い」

マリア「悠さんと同じですね」

悠「あ?」

マリア「コイツが言いました」

緋斗「いうてないやろ!!」

ともき「ほら、電話」

悠「……もしもし?医院長につないでくれ。アポ?とってねーよ。あぁん?」

ともき「これってある意味迷惑電話だよな」

マリア「病院側も分かってるんじゃないですか?」

ともき「病院嫌いだからよっぽどじゃないと電話なんかしないよコイツ」

緋斗「さすがともやんさんよーわかっとる。」

悠「だかすら医院長を出せって……イタズラじゃねーよ!!おい、コラ!切ったら留守電に30件ぐらい怒鳴り声入れるぞ!!」

ともき「やめんか!」

悠「チッ。使えない受付だ。」

ともき「いやいや、ちゃうやろ。」

マリア「というか、普通の獣医じゃダメなんですか?」

悠「バロンを保定できる獣医がいるペット病院はほとんどない」

ともき「バロン大きいもんな」

悠「さらに言うと注射器が大型動物用じゃないと針が通らない」

ともき「ホントかよ……」

マリア「犬ですよね」

悠「犬だよ。超大型だけど」

緋斗「こぇぇ」

悠「はい、こわーい悪魔問題蜘蛛、フクロウ、蝙蝠、間際、北の方角に関連付けられ、血まみれの骸骨または歯をむき出した人として描かれる。彼の頭飾りはフクロウの羽と紙の旗で飾られており、人の目玉の首飾りを付けている。時には蝙蝠の姿で表される事もある。この悪魔は?」

マリア「みっくみくにしーてやんよー」

悠「最後まで頑張れ、借金返済」

マリア「はい」

緋斗「頑張れ」

マリア「お前も人生頑張れ」

緋斗「……」

ともき「ミクトランテクートリ」

悠「みっくみっくにしてや……」

ともき「それはもういい」
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