ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(3/8/夜)ー

悠「温かいっていいなぁ。こころにゆとりがもてりゅぅ……」

ともき「言い切れよ。」

悠「ああ、なんかとろけてた」

ともき「授業中もめちゃくちゃ寝てただろ」

悠「枕が欲しかった」

緋斗「よー怒られんね。」

悠「日ごろの行いだ」

ともき「それは間違いじゃない」

緋斗「というと?」

ともき「下手に起きてて余計な動きされるより、とりあえず教室にいて大人しく寝てさえいたら平和だからな」

緋斗「ああ、なるほど……」

悠「……何だコラー!」

緋斗「酷い逆切れ?!」

優日「けど、学校いってるんだね。驚いた」

マリア「そこに驚きですか」

悠「最低出席日数は稼いどかないとダメだからな」

ともき「勉強しろよ」

悠「してるしてる」

優日「具体的になんの勉強?」

悠「……効率的な経験値の稼ぎ方?」

ともき「勉強ではない」

マリア「効率的計画っていう意味では勉強ですね。」

ともき「余計なこと言わないでいいぞ。調子に乗るから」

悠「うへへっ、うへへっ」

優日「調子に乗らした結果がこれだよ」

緋斗「酷いなぁ」

悠「あ?」

緋斗「……」
ぷぃっ

悠「あぁー?」
グッ!
緋斗「目線をそらしのに追いかけてくるっ!!」

優日「誘導メンチビーム」

マリア「実際に穴があきそう」

ともき「メンチ云々の前にガッツリ胸ぐら掴んでるけどな」

緋斗「止めてくださいよー!」

崇「何してる」

悠「礼儀知らずに礼儀を教えてる。」

崇「そうか。…………お前に教えられる礼儀があったか?」

悠「あるわいっ!」

優日「無作法の権化なのに」

悠「おれの礼儀の良さは海を渡るぞこの野郎!」

ともき「意味が分からない」

氷室「まぁ、礼儀なんてものはここぞという時だけ使えればいいんですよ。」

崇「ふんっ」

氷室「ま、崇も大概なんですけどね」

崇「ほっとけ」

悠「……」

崇「なんだ」

悠「ああ、いや、おれじゃなくてコイツが何か言いたそうな顔してます。」
ぐぃっ
緋斗「してへんよ?!いや、してませんよまったく!!」

ともき「やめてやれホント」

悠「それでは小鳥遊悪魔問題!『ゴエティア』によると、26の軍団を率いる序列46番の地獄の伯爵。『悪魔の偽王国』には爵位が示されていない。『地獄の辞典』の「地獄帝国」の項目では騎士として名が挙がっている。召喚者の前に現れる時の姿は不明だが、召喚者に命令されるまで魔物の姿でいるともされる。この悪魔は?」

マリア「悪魔ってなんかにまたがってるの多いですね。」

優日「偉い感じがするからじゃない?」

氷室「武将が馬に乗るみたいなものですね」

崇「それで答えは何だ?」

ともき「ビフロンス」

悠「Exactly!!」

崇「なんだそれ」

悠「だから悪魔だよ」
69/100ページ
スキ