ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「おーい、今日の新聞は?」

美喜「そこら辺に置いてあるでしょ。…って、アンタ新聞読めたの?」

悠「おいおい……何処まで人を小バカにしてるんじゃい」

美喜「あ、テレビ欄だけ見るのね。」

悠「四コマも読むわい!って、細かいネタフリはいいから…お、あった。」

亮「よっす。悠いるか?」

美喜「そこで新聞読んでるわよ。」

亮「新聞?あぁ、テレビ欄か」

悠「お前らの中で俺+新聞=テレビ欄の方程式は確定事項なのか?」

亮「ああ、悪い。四コマも読むんだよな。」

悠「そうそう。って、普通に他のも読むってんだよ!ったく、えーと…市長が成人式でAKB48を熱唱?アホか…」

美喜「そういえば昨日は成人式があったのね。」

亮「アンタの時は出たのか?」

美喜「えぇ、振り袖じゃなくてジャージでだけど。」

悠「逆に目立つだろそれ…」

美喜「成人式なんて同級生と会うだけのイベントでしょ。その日の為だけに、いちいち振り袖なんか用意しないわよ。めんどくさい。」

亮「その一日だけだから用意するんじゃないのか…?」

美喜「人は人よ。」

悠「それもそうだな。」

亮「納得したのかよ」

悠「まぁ…俺も袴なんか着ないだろうし。そもそも成人式に行かないと思うからな。」

美喜「めんどくさいもんね。」

悠「そーそー、休みの日になんで集まらないといけない?なんなの?バカなの?死ぬの?みたいな気分になる。」

亮「どーゆー気分だよ…。」

悠「つまり、休みの日なんだからボーッとしてたいだろ?って気分。」

亮「ときどきお前との会話がちゃんと繋がってるのか不安になる。」

悠「大丈夫心は繋がってる」

亮「お前最近なんかめんどくさいな。」

悠「美喜みたいなこと言うなよ…」

美喜「私のメンドクサイとアンタのキャラがめんどくさいのは意味が180度違うと思うわよ。」

悠「マジンガー?」

美喜「……」

亮「……」

悠「ゼーット!って、ひとり人ボケは辛いから…」

美喜「もう黙ってなさいよ。」

悠「……」

亮「……」

美喜「……」

悠「……」

亮「……」

美喜「……」

悠「すいません、空気に耐えらんないんで帰っていいっすか?」

美喜「借金…」

悠「オーナー買い出しに行ってきます!」

美喜「…逃げたか。」

亮「アイツはそーゆー奴です。」

美喜「……アンタもってか、アンタらも物好きよね」

亮「何が?っか、「ら」って?」

美喜「いや、アンタにしても中山にしても…よくアイツと付き合うわね。」

亮「悠には悠の良いところがあるんだよ。色々と……。まぁ、悪いところの方が目立つけど。」

美喜「ダメじゃんそれ。」
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