ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(2/25/夜)ー

悠「ローアングルで眺める」

ともき「はぁ?」

悠「やっぱり、これからはローアングルな時代だと思うんだ。」

ともき「……」

悠「例えばあそこにいる神姫さん。」

神姫「……」

ともき「先にいっとくやめとけ」

悠「こう正面からとらえるのもいいが、角度をつけてローアングルから眺める。あら、何という事でしょうおぱーいという山の迫力が一段と……」

神姫「……」
グシャッ!
悠「みぎゃぁ!」

ともき「そら、踏まれるわな」

マリア「誰だってそうする。私だってそうする。」

神姫「……」
ゴッ!ゴッ!
悠「ちょ、ストピングダメ!わりかし本気で痛い……」

神姫「…………」
ゴッ!ゴッ!ゴッ!ゴッ!
悠「うわあぁぁっ!」

ともき「まぁ、そうなるわな」

マリア「いやぁ、欲望に身体張ってますなぁ」

緋斗「身体張りすぎやろ」

マリア「笑いがとれる人間と取れない人間の差ですね。」

緋斗「え?」

ともき「煽るな」

悠「うおおっ!達磨避け!達磨避け!」
バッ、ごろん!バッ、ごろん!

神姫「……」
ブォン!ギャド!
悠「ぬおおぉっ!達磨避け!達磨避け!」
バッ、ごろん!バッ、ごろん!

ともき「本気で逃げにかかってる。」

悠「ぜぇぜぇ…」

神姫「…………大人しくすれば平手一発で許してあげる。」

悠「優しくお願いしま……ぶべらっ!!」
ドダーンッ!

マリア「ひとって本当に吹っ飛ぶんですね。」

ともき「あんまり直視すると映画とかが楽しくなくなるぞ」

悠「ううっ、ちょーいてぇー……」

緋斗「生きとった!!」

悠「あたりまえじゃぼけぇー……」

久秀「……」

悠「……ローアングルでも山がない。」

久秀「他にいい残すことは?」

悠「なんとなく予想してたけど生意気な下着だ」

久秀「ふふっ、ありがとう」
グシャッ!
悠「ぐぇっ!」

マリア「男……いや、漢の生きざまですね」

ともき「いや、ぶざまな男だろ」

マリア「このツッコミが出る辺りが一流ですね。」

ともき「一流ではない」

緋斗「この場合はどっちをうらやましがればええんや……」

ともき「顔面を本気で踏み潰される覚悟があるなら悠でいいんじゃないか?」

悠「覚悟が有るから幸福なんだ!」

マリア「それは踏まれて喜んでいると捉えても?」

悠「いやぁ、ローアングルおっぱいと全開ぱんつで顔面踏まれるのはなぁ」

ともき「踏まれて当然だろ」

緋斗「見事な死にざま」

悠「勘違いするな。おれとお前は違う。お前の笑道は死に様。おれの笑道は――生き様だ。同じ道でも、死に向かって戦うのと、生きるために戦うのは違うということだ。いずれ分かる。」

神姫「なにカッコつけてるの?」

久秀「どちらかというと無様でしょ」

悠「……はい、小鳥遊悪魔問題!ギリシア神話に登場する半人半獣の種族である。馬の首から上が人間の上半身に置き換わったような姿をしている。この悪魔(魔物?)は?」

ともき「これはケンタウロスだろ」

マリア「下半身馬。」

悠「誰の下半身が馬並だ」

神姫「誰も言ってない」
パァン!
悠「あぎっゃ!」
久秀「爆掌」
BONN!
悠「うわあぁぁっ!」

緋斗「……」

ともき「まぁ、あいつの生き様は色んな意味で修羅の道だよ」
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