ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(2/14/夜)ー

悠「ぼりぼりぼりぼり……」

ともき「……」

悠「ガッガッガッガッ……」

緋斗「……」

悠「ごくっごくっ……ぷはっ。はー、なかなか減らない」

亮「大食いか何かか?」

ともき「違う違う。ぜーんぶバレンタインの贈り物」

亮「マジか」

悠「おれがチョコ食えないってしってるから色んな別のお菓子とかくれたんだが、さすがに量が多いな。ははっ」

緋斗「……な、殴りてぇ」

悠「なんだ、オラぁ!」

緋斗「うーうーー!」

ともき「どれだけ悔しいんだよ」

摩耶「でもまぁ、アレだよね。これだけ色んなものもらってまだ女の子に飢えてるって舐めてるよね。」

悠「はにゃ?」

「「「あん?」」」

悠「全員メンチ切られた」

亮「しかし……そのクッキーおいしそうだな」

悠「一枚やろうか?」

亮「いや、てせも、それをもらううのはダメな気がする。」

金剛「まぁチョコじゃないが全部ド本命なしなだろうからな」

悠「えへへっ」

緋斗「うおぉぉっ!うおおぉぉーー!」

ともき「吼えるなよ……」

金剛「相方の女からなにももらえなかったのか?」

摩耶「おマリちゃんが誰かに何かをあげる余裕はないと思う」

金剛「……それもそうか」

悠「それで、亮、クッキー食べる?」

亮「今の流れで勧めるのかよ」

悠「さすがに全部食べきるのはきついからな。ちゃんと全員分は食べるけど、手伝ってくれたらうれしい」

摩耶「リア充死ね♪(じゃあ、少し食べさせてもらおうかな)」

金剛「本音と建前が逆になってるぞ」

摩耶「あはは、わざと♪」

悠「でも、摩耶とともきからはもらってない」

ともき「灰皿で殴ってやるよ」

摩耶「僕の分もやっといて」

悠「いやん」

緋斗「がるるっ!」

金剛「お前もいつまでも唸ってるなよ……」

緋斗「バレンタインや嫌いや!」

亮「はは……」

金剛「ただ、色々気になってたんだが菓子の中に明らかに食物じゃない色をした液体の入った怪しい小瓶があるんだが、なんだこれ?」

悠「ええと、ああそれは……マニキュアだな」

ともき「なんでマニキュア……」

悠「伊都がくれたんだ。今度遊びに来たら自分の爪に塗るようにって」

ともき「ええと、つまり……どういうことなんだ?」

悠「あの伊都が普通にバレンタインの贈り物をくれるわけがないだろ。多分、本人的には自分の爪にマニキュアを塗る仕事を与えてあげたんだから喜んでご奉仕しなさい的な意味がこもってるんだと思う」

摩耶「あらてのご奉仕プレイだね」

悠「違うと否定しきれないところがある。」

ともき「食べ物以外も多かったのかもしかして?」

悠「光姫さんとかは包丁くれたな。久秀は贈り物と称して自分用の茶器を買って店に置いたり……」

緋斗「もうやめて!リア充自慢は結構や!うわーん!」

悠「泣くなよ」

ともき「さすがに引くぞ……」

悠「さて、じやあ、バレンタイン特別小鳥遊妖怪問題!古代中国神話に登場する神または伝説上の帝王。兄妹または夫婦と目される女媧と同様に、蛇身人首の姿で描かれる。この妖怪は?」

ともき「バレンタイン関係ないな」

摩耶「伏犠。」

悠「おれはやっぱり女媧がいいな。そんなに使わないけど」

ともき「どっちなんだ……」

悠「いや、見た目はいいんだけどキャラとしてはそんな強キャラじゃないんだよ」
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