ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(2/12/夜)ー

悠「バレンタインとか……ははっ。笑っちゃうよね?」

ともき「笑う理由が分からない」

ゆうな「ドッジャーン」

ゆえ「いともたやすくおこなわれるえげつないこうい……!」

マリア「おや、ヴァレンタイン大統領がいますね」

悠「ドッジャーン!」
ゆうな「ドッジャーン!」
ゆえ「どっじゃーん……!」

ともき「何がしたい」

悠「いともたやすく!」

ゆうな「おこなわれる!」

ゆえ「えげつないこうい……!」

ともき「……」

マリア「これはもうう一芸の息ですね。」

緋斗「マジか」

ともき「調子に乗るからやめとけ」

悠「調子に乗らしてもらうぜっ!」

道玄「……」

悠「……」

道玄「…………。」

ゆうな「お父さん、調子に乗って!」

ゆえ「はやくはやく……!」

悠「…………逃げるんだよぉ!!」
バッ!
ガシッ!
道玄「なぜ逃げる」

悠「怖かったから」

道玄「なにをいってる」
ググッ
悠「そうやって、ひとの首根っこ掴んで釣り上げてるところだよ!!」

神姫「父さん、猫の子じゃないんだから」

悠「うにゃん♪」

道玄「……」
神姫「……」

悠「うわぁぁ、三白眼が四つで四白眼!」

ともき「意味が分からん」

マリア「多分射殺される的なアレですね。」

ゆうな「それって……空裂眼刺驚!」

ゆえ「でぃおー……!!」

神姫「……」

ゆうな「はい、すいません」

ゆえ「ごめんちゃい……」

神姫「ふぅ」

緋斗「ひと睨みで謝らせる眼力」

マリア「下手に口開くとやられますよ」

緋斗「えぇっ?!」

悠「それで親子でどした」

道玄「特に何もしていない」

神姫「たまたま一緒になっただけよ」

悠「肩並べて歩いてたら職質されないか?」

マリア「存在感バリバリですもんね」

神姫「されるわけないでしょ」

悠「ああ、警察も怖がって近寄らないか」

道玄「お前は逆に警察によく止められるだろう。」

悠「どういう意味だ」

道玄「怪しいという意味だ。」

悠「がるるるっ!」

ともき「その通りだろ」

ゆうな「怪しさの化身」

ゆえ「むしろあやしいがおとうさん……」

悠「カッコいいの間違いだろ。はい、小鳥遊妖怪問題。古典の記述によれば、通常は人間の姿と変わりないが、夜になると首(頭部)だけが胴から離れて空中を飛び回るものとされる。この妖怪は?」

マリア「黙ってればカッコいいっていえますよ」

ともき「あと前髪切るべき」

悠「今のままでもカッコいい悠君です。」

神姫「はぁ…」

悠「ストレートにため息つかれた」

道玄「飛頭蛮というやつだな」

悠「Exactly」
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