ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(2/5/夜)ー

悠「……」

ともき「お前、目が真っ赤だぞ」

悠「二十時間ぐらいドラビルしてるからな……」

マリア「あと四時間で一日ですね!」

緋斗「いや、ちゃうやろ。」

ともき「それでクリアできてないのか?」

悠「クリアどころか第一章でずーーーーーっと止まってるよ……」

ともき「……レベル上げか?」

悠「いいや、このゲームは戦いがメインじゃなくて街づくりだから。めちゃめちゃ街作ってる」

マリア「へー、どのくらいの規模の?」

悠「えーと、今は基本的に「ここ」ってメイン拠点から10倍くらい」

ともき「そんな広く作ってもクリアできないのか?」

悠「いや、全然」

ともき「は?」

悠「軽く調べたんだが、一章はゴーレム倒したらクリアらしいんだがとっくに戦えるようになってる。そもそも何かチャレンジ項目で20日以内クリアとかあるらしいんだが既に200日をオーバーしてる。」

マリア「え、じゃあ、何してるんです?」

悠「だから街づくり。基本拠点オーバーして作ってるから本来は不要なんだけどな。ただひとつ不満なのが第一章だからベッドが全部藁だったり内装がいまいちショボかったりと不満はある。」

ともき「とっととクリアしてしまえ」

悠「凝り性なんだよ」

ともき「凝りすぎだろ」

悠「クリ?好きだよ」

ともき「黙れボケ」

悠「うーにゃん」

マリア「楽しそうですね」

悠「楽しいぞ。マリアもやるか?」

マリア「それはゲーム一式買ってくれってことですか?」

悠「はっはっは、なかなか強かだな。緋斗、買ってやれ」

緋斗「なんでやねん?!」

悠「おれ今ダメなんだよ。雪といけにえとセツナとか他色々と今月でるから」

ともき「むしろ何もない月があるのか?」

悠「……いや、何かしら出費はあるな。とりあえず後楽にはびた一文金を奪われないように必死だが」

ともき「家庭内盗賊が居るんだもんな、そこだけは同情する。」

悠「狸鍋と狸の毛皮が手に入るときはマリア、連絡入れてやるよ」

マリア「あざーっす」

緋斗「ひぇっ」

悠「大きい鍋と切れ味のいい包丁がいるなぁ、げへへっ。」

ともき「顔が悪人だぞ」

悠「おっとっと。それじゃ小鳥遊妖怪問題!中国の伝説上の神獣、四神(四象)の1つ。長い舌を出した竜の形とされる。青は五行説では東方の色とされる。また、青竜の季節は春とされている。この妖怪は?」

緋斗「今、青龍いうたよな」

悠「いってないよ」

緋斗「あれぇっ?!」

マリア「ブルーアイズホワイトドラゴン」

ともき「それ、目が青いだけで白竜だろ。」

マリア「ああ、レッドアイズブラックドラゴン!!」

ともき「黒龍!」

悠「青龍だよ」

緋斗「いうたよな?!」
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