ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(2/4/夜)ー

マリア「んんっ、はあ゛ぁ゛ぁ゛ーー……」

鈴猫「す、すごい声だね」

マリア「いやー、全身がバッキバキで」

崇「サバ折でもされたか?」

マリア「まだ経験はないですね」

崇「奇遇だな。俺もだ」

鈴猫「サバ折の経験がある方が少ないからね。」

マリア「マジで!?」

鈴猫「なんでマリアちゃんが驚くの!?」

マリア「こちらの王様は驚く方じゃなさそうなので。」

崇「分けわからん奴だな」

マリア「ほどほどにいわれます。」

崇「……」
きょろきょろ

鈴猫「どうかした?」

崇「悠が居たら殴ってやろうかと思ったんだが……」

悠「なんでやねん!」

鈴猫「ひゃっ?!」

崇「どっから湧いた」

悠「ひとを虫みたいに言うんじゃない」

マリア「ちょっとでも隙間があれば侵入できるんですよね。」

悠「わしゃ軟体生物か!」

ともき「軟体生物ならいいんだがな」

悠「ハッハッ。どういう意味でござんしょーかねぇ!!」

崇「無駄に元気だなお前はホント」

悠「元気だよ!だけど寒さには弱いYO!」

崇「……」
チッ!
ぱらら……
悠「……なんで拳で威嚇されたん?」

ともき「「YO」がムカついたんだろ」

悠「ああ、窈はムカつくな」

鈴猫「なんか字が違う気がする」

悠「気のせい気のせい」

マリア「金の精とかいないですかねー。」

崇「お前らは一つの事で会話することができないのか?」

悠「出来る……と思う!」

崇「……」
チッ!チッ!
はら、はら……
悠「怖いからやめてくれないかな?」

崇「ピクリとも動いてないだろう」

悠「怖くて動けないだけじゃい!」

マリア「瓶とか斬れますか?」

崇「やったことはない。」

鈴猫「崇なら、できるでしょ」

崇「お前は瓶どころか鉄の塊を吹き飛ばせるだろ」

鈴猫「できません!」

悠「おそらくできるぜ」

ともき「こらこら……」

マリア「胸で挟み潰すパターンですか?それともお腹で押しつぶす?」

悠「当然どちらでもできる」

マリア「す、すすす、すげぇー!」

鈴猫「できないからねっ!!」

ともき「すいません、すいません。」

崇「気にするな。ほとんど事実だ。」

鈴猫「違うってんでしょ!!」

悠「はい、小鳥遊妖怪問題!南方を守護する神獣とされる。翼を広げた鳳凰様の鳥形で表される。朱は赤であり、五行説では南方の色とされる。鳳凰、不死鳥、フェニックス、インド神話に登場するガルーダ等と同一起源とする説もあり、これらと同一視されることもあり、類似が指摘されることもあり、間違われることもある。この妖怪は?」

マリア「フェェェェニックス!!」

悠「違うってんだろ」

マリア「フジヤマボルケェェェェノ!」

悠「エンシェントノヴァァァ!!」

ともき「うるせーよ!」

崇「さっさと答えてやれ」

鈴猫「え?えーと?」

ともき「朱雀です」

鈴猫「朱雀」

悠「Exactlyです」
36/100ページ
スキ