ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/29/夜)ー

悠「ある夜に……」

ともき「やめろ」

悠「あれ?」

ともき「昨日のでも酷かったのに何言う気だ」

悠「グロい話じゃないよ。コタツで寝たら寝汗かきすぎて悲惨なことになってたって話」

ともき「コタツで寝るな」

悠「寒さで死んでしまう」

ともき「しなねーよ。むしろ、炬燵で寝る方が身体に悪い」

悠「身体に良いことより、悪いことの方が気持ち良かったりするだろ?」

ともき「大分、いってること危ないことだからな。」

悠「快楽に溺れ爛れた生活」

ともき「うるせー」

マリア「よっ、卑猥大将」

悠「げへへへっ」

ともき「コイツを調子に乗らせないでくれ。」

マリア「今の発言で調子に乗るのもいかが何でしょうか」

ともき「至極正しい」

悠「なんでや!」

紅「うー、寒い寒い。あ、とりゃっ!」
ブォン!
悠「秘技・猫転げ!」
ゴロロン!

ともき「惜しい」

悠「なんでや!」

紅「やっぱり寒いよなぁ」

悠「いやいや、なに自然に話してる。なんでいきなりおれは襲い掛かられた!」

紅「……なんとなく?」

悠「おい、コイツ頭おかしいゾ」

紅「悠には言われたくないなぁ」

ともき「その通りだな。」

悠「うぉい!!」

崇「また悠が騒いでるのか」

紅「崇さん、チッス。」

悠「なんでもかんでもおれが原因だと思うなよ!!」

崇「違うのか」

紅「いや、その通りです。」

崇「ほらな」

悠「原因はコイツにあるけどね!!」

紅「俺は後頭部ぶん殴ろうとしただけだ」

崇「そうか」

悠「そうかで済ますな!」

マリア「なにこれ面白い」

ともき「遠くで見てる分にはな。こっちも関わりだしたらめんどくさいし危ないぞ」

悠「絡んでよー。もう全身で関わってきたよー。」

ともき「ほら、めんどくさい」

マリア「確かに」

紅「まったくだ」

悠「おい、お前が言うな。その前おさげによく分からんUFOキャッチャーの景品縛りつけるぞ」

紅「はは、やってみろ。お前の八重歯へし折ってやる。」

悠「やめろ!おれのチャームポイントだぞ!」

ともき「ただの凶器だろ」

マリア「八重歯って何かすぐ折れそうなイメージあるの私だけですかね。」

崇「あいつのは八重歯じゃなくて犬歯だ。残念ながらなかなか折れない。へし折って俺に持って来たら金一封やろう」

悠「おれの歯はケルビの角か何かか!」

崇「例えが分からん」

マリア「金一封……。」
すちゃ

悠「おい、そこの小娘。トンカチを握るな。っか、どっから出した。」

マリア「乙女の秘密です。」

ともき「まぁ、バット背中に収納してる奴もいるからトンカチぐらいなら……な」

悠「やれやれだぜ。小鳥遊妖怪問題!中国神話に伝わる神獣。 天界の王たる天帝が住む崑崙山の宮殿で、9ある門の内、東側の正門である「開明門」の門番をしているとされる。 虎の体に人間の頭で9本の尾を持つとも、虎の体に人の顔を9個持つとも言われる。この妖怪は?」

紅「件ってやつか」

マリア「それは人の頭に牛の身体です」

崇「詳しいな」

マリア「オフコース」

ともき「開明獣」

悠「カイメージュー」

ともき「……」

悠「Exactly!」

紅「よし、殴ろう」

ともき「やっちまえ」

悠「ふぁっ!」
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