ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/24/夜)ー

悠「はぁー、こいつはマズい。寒さがまずい。」

ともき「寒くなるっていってただろ」

悠「寒くならない確率にかけてたんだ」

ともき「そんな確率なかっただろ」

悠「もしかしたらってことも……」

ともき「ねぇよ!」

後楽「まぁ、兄ちゃん。分かるよ、男にはここぞって時に引けない時もあるしな」

悠「テメーといっしょにすんなハゲ」

後楽「おじさん、禿げてはないよ。ふさふさ、ナイスミドル」

悠「うるせぇぞジジイ!」

ともき「なんだかなぁ」

マリア「まいどー」

悠「寒いよぉー」

マリア「そんな落ち込まないでください。面白いときは面白いですよ」

悠「おれはいつだって面白い!」

ともき「……」

悠「あれぇ、なんでだんまり何ですかぁ?」

ともき「何か言って欲しいのか?」

悠「愛してるってひと言」

ともき「うるせぇ、バーカ」

マリア「仲睦マシい」

ともき「何処がだよ」

後楽「金貸してくれないかな?」

ともき「嫌です」

悠「ぶっ飛ばす」
ドゴッ!
【狸の置物】
ぐわっしゃーん!

マリア「あーあ」

悠「チッ」

ともき「逃げ足と変わり身の能力はホント凄いよな……」

悠「認めたくないが、その二点に関しては最強だと思う」

マリア「この置き物、直したら売れませんかね?」

ともき「それは売れないだろ」

崇「ふー……」

拳二「うー、寒、寒」

悠「寒いよー、死んじゃうよー」

崇「……」

マリア「人を刺し殺せそうなほど鋭く冷たい目ですね。」

ともき「面の皮が厚いから悠には通じないけどな」

拳二「かっかっか」

悠「笑ってんじゃねーぞ!」

崇「寒い寒い言う前に対策しろ」

悠「してるし!」

崇「なにを?」

悠「お腹に貼るカイロ」

ともき「……微妙だな」

拳二「酒飲め。腹の中から温まるぞ」

悠「まぁ、それもありだな」

ともき「有りではない」

マリア「サウナにでも入ってたらどうです?」

悠「サウナ……ありだな。サウナ」

拳二「刺青有りな場所でたのまぁ」

悠「おれ、ガラの悪いのが溜まってる場所は怖くて……」

崇「お前がガラの悪いの筆頭だろ」

悠「なんでや!って、ところで小鳥遊妖怪問題!海内西経によると、もともとは蛇身人面の天神であったが、危(き)と弐負(じふ)という神によって殺された。黄帝によって崑崙山で薬をほどこされ蘇生したが、川に身を投げて怪物に変じたという。この妖怪は?」

マリア「日本の妖怪ですか?」

悠「いいや、中国編だ」

ともき「これなんて読むんだ?」

悠「あつゆ」

ともき「じゃあ、あつゆ」

悠「なんて奴だ!」

崇「馬鹿だろ」

悠「ちょっと、ちょっとだけね。」
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