ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/22/夜)ー

マリア「生きてますか?」

悠「……だめかもしれない」

マリア「焼けた石包みましょうか?」

悠「むしろ、抱き包んでくれ」

マリア「私、淑女ですから、そんなまねはできませんわ。」

ともき「淑女ねぇ……」

マリア「照れますなぁ」

ともき「いや、肯定してはないから」

悠「慈しむ愛で包み込んでほしい」

摩耶「金剛君」

金剛「……」
ガシッ!ググッ!
悠「うおおおっ!絞められる!絞め潰されるぅぅぅ!!」

マリア「プロレス並みに熱くなりますね。」

ともき「いや、違うだろ」

摩耶「温まった?」

悠「熱を帯びてきてる!金剛の体温!」

金剛「気持ち悪いんだが」

悠「なら離せよ」

摩耶「愛で包まれたいんでしょ?」

悠「これが愛だとでも?」

摩耶「金剛君だよ?」

悠「……なるほど、愛か」

金剛「意味が分からんわ!」
バッ!

悠「金剛には愛が詰まってる」

摩耶「そーそー」

金剛「色々とむず痒いからやめてくれ」

亮「うー、寒い寒い。」

悠「ゆゆゆゆ、ゆゆゆゆゆゆゆ、ゆききききき、ゆききゆきゆきゆきー、雪は?」

亮「落ち着け。まだ降ってない」

悠「降らないように祈りをささげてくれ」

摩耶「雪乞い?」

悠「降らないようにっていってるじゃないですかぁー!」

亮「落ち着けよ」

悠「お乳ならいくらでも突いてやるわ!」

ともき「そこのガラス製の灰皿取ってくれ。おれの名前が書かれてるの」

マリア「これですね」

ともき「そうだ。ふんっ!」
ガンッ!
悠「後頭部はやめようぜ。イタイイタイだよ」

亮「痛いだけで済むんだよな……いつも」

摩耶「悠君は特別に訓練されてるからね。」

金剛「まぁ、頭硬いしな悠は」

悠「マリア」

マリア「はいはい?」

悠「傷ついたセンパイを膝枕したりとかしようと思わない?」

マリア「えー、微妙ですね。」

悠「10円」

マリア「もう一声」

悠「100円」

マリア「さぁ、こい!どんとこい!」
バシバシ

悠「……やっぱりいいや」

マリア「なんでや!」

悠「なんかこう……おれの求めてるものと感じが違った」

マリア「じゃあ、キャンセル料50円ください」

悠「はい」
スッ
マリア「まいどぉぉぉ!」

ともき「なんだかなぁ」

摩耶「じゃあ、ボクが100円で膝枕してもらおう」

マリア「どうぞどうぞ!」

摩耶「よいしょっと……んー、悪くないね。」

金剛「良かったな」

悠「絵面悪くない、むしろいい、ムラッ来る」

ともき「病院いけ」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!!埼玉県の秩父郡や比企郡小川町大塚などに伝わる怪異の一つ。何者かが子供を連れ去るといわれたもの。この妖怪は?」

摩耶「金剛君以外の膝枕って久々かも」

マリア「金剛さんの膝枕って首ぐにゃーなりそうですね。」

金剛「そこまで硬くねーよ」

マリア「いや、高さ」

金剛「ああ、そっちか」

ともき「夜道怪」

悠「そうだ。窈だ」

亮「会話ができてないゾ」
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