ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/15/夜)ー

悠「自販機の中に自分が買ったのと、それとは別な飲み物が入ってたらどうする?」

ともき「……ん?」

悠「早い話が飲み物買ったらもう一本落ちてたって場面」

緋斗「自分が飲めそうなもんやったら……持っていくかな」

悠「泥棒が!」

緋斗「……」

ともき「悠はどうするんだ?」

悠「もらっていくけど?」

緋斗「ふぁっ?!」

悠「それでこれがもらってきたコーヒー」

ともき「実行済みかよ」

悠「ただコレ微糖なんだよな。」

ともき「微糖でも飲んでただろ」

悠「今日はブラックの気分なんだよ。」

ともき「ああそうかい。」

悠「だから、マリアが居たらやろうかと思ったけど居ないから緋斗にやるよ」

緋斗「俺?」

悠「いらないのか?」

緋斗「いや、ええの?」

悠「飲めるんだろ?」

緋斗「飲めるけど」

悠「なら、ほら、やるよ」

緋斗「ああ、どもです。」
かしゅ…

悠「どうだ?」

緋斗「冷たいけど、普通にコーヒーっす」

悠「毒は入ってなかったようだ」

緋斗「ふぁっ?!」

ともき「どういうことだ?」

悠「いや、やっぱり何か怖いじゃん」

緋斗「アンタは鬼や!」

悠「気のせいだろ」

ともき「気のせいじゃないだろ」

窈「やあ」

悠「あー?」

窈「開口一番のメンチ切……」

悠「返事してやっただけいいだろ」

窈「メンチ切は返事に入るんだろうか……」

悠「うるせー!」

窈「酷い……」

緋斗「ホンマに……」

ともき「悠被害者」

悠「おれが何をしたっていうんだ!」

緋斗「今既にやったあとですやん……」

悠「うるせー!」

緋斗「もーいや……」

窈「ホントに……」

悠「なんじゃい!」

窈「たまにあったのにこれだもんな」

悠「でも、言うほどおれになんて会いたくもないんだろ?」

窈「そんな酷いこと考えないよ!!」

悠「……怪しい」

ともき「どんな思考だよ」

悠「いや、窈はおれの事を後ろから刺そうと考えてる気がして」

窈「いっぺんたりとも思ってない!!」

悠「どうかなー」

ともき「刺されても仕方ない気も済めけどな」

緋斗「確かに」

悠「目つき」
ドスッ!
緋斗「め゛っ!?」

悠「はーい、小鳥遊妖怪年代の時間ですよー。アイヌに伝わる疫病の神。アイヌの神にしては珍しく、人々に害をもたらすのが役目とされる。疱瘡(天然痘)や流行病を司る神であり、姿を見せずに弓を放ち、この矢を射る音を聞いた者は疱瘡に侵されるといわれる。この妖怪は?」

窈「ダ、大丈夫?」

緋斗「めっちゃ痛い!」

ともき「……パヨカカムイ?」

悠「パヨカカカムイ」

ともき「「か」が多い」
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