ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/7/夜)ー

後楽「1月7日……新年あけて初めての7.ラッキーセブン……これは買うしかない!」

悠「後楽」

後楽「ん?」

悠「うちから出ていくのとこの世から出ていくのとどっちがいい?」

後楽「できればまだ兄ちゃんの家で暮らしたいね」

悠「おれは大分嫌になってきてるんだが」

後楽「でも、兄ちゃんおじさんのこと大好きじゃん?」

悠「……」
ビチッ

ともき「……なんか変な音したぞ」

悠「拳を強く握りすぎて爪が裂けた」

ともき「静かな顔してどれだけ怒り狂ってるんだ……」

悠「人間、怒りの沸点が振り切れると逆に冷静になるじゃん」

緋斗「それ逆に怖いって……」

悠「だから後楽、おれの脳がぶちキレる前に死んでくれ。」

後楽「ストレートに死んでは酷いぜ兄ちゃん」

悠「辛いのが嫌なら、アリスに頼んで即死させるから」

アリス『あんなのいらない』

悠「……死神にも拒否られてるな」

ともき「なんだかなぁ……」

緋斗「そしていつの間にか逃げだした後楽のんおっちゃんもやるなぁ」

金剛「よう」

マリア「ニーハオ」

悠「あ、中国人だ。」

マリア「なんでやねーん」

ともき「どんなノリだ」

金剛「摩耶来てない、か。」

ともき「見てないですけどどうかしたんですか?」

金剛「いや、最近付き合いが悪くてな」

緋斗「そんで何でおマリと一緒に?」

マリア「お皿洗いして賄いご馳走になってたんです」

ともき「バイト」

金剛「いいや、飯食わせてやったらせめて皿洗いくらいしたいっていってナ」

ともき「真面目だな」

マリア「こうやって媚び売っておくのは大事ですから!」

悠「いいぞ、そういうエッジが効いてる部分を隠さずさらけ出すのは好感が持てる!」

緋斗「いや、アカンやろ」

金剛「この娘のキャラをいい加減掴み切れない」

悠「面白い奴でいいんだよ」

金剛「まぁ、害がないならいいんだが……」

摩耶「ニーハオ」

悠「あ、宇宙人だ」

摩耶「誰が量産型エヴァだ」

悠「ぶっちゃけ量産型エヴァだけで火星ゴキブリ退治もサンプル回収もできたよな……ついでにジョセフさんやっぱり生き返った件」

ともき「話が分からん」

悠「テラホマ」

金剛「よう」

摩耶「やあ、明日焼肉食べに言っていい?」

金剛「いいぞ」

摩耶「わーい」

緋斗「仲ええなぁホンマ」

マリア「じゃ、私は仕事何で失礼します」

緋斗「……ネタあわせでけへんなぁ」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!鳥山石燕による江戸時代の妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪。猪口を頭にかぶった虚無僧姿の妖怪たちが箱から現れる様子が描かれている。この妖怪は?」

摩耶「そういえばコンビ名とか考えてるの?」

緋斗「いくつか候補があってライス大盛り、サラダバー、満漢全席……」

金剛「コンビ名か、それ?」

ともき「猪口暮露」

悠「ボロンってなんか笑えるよな」

ともき「それは分かんない」
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