ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

炎銃「あ゛~~…あ゛だま゛いでぇ…」

美喜「二日酔いの癖に出歩かなきゃいいのに」

炎銃「うるぜぇ…水くれ、水」

澪「はい、お水です」

悠「いつもの威勢がないな。」

バスッ!

悠「っ……か、かすった、こめかみ、かすった…」

炎銃「ちっ……外したか…うぅ…しね。」

美喜「店内で発砲するな!」

悠「はぁ…お前、よぉ…手出すの速すぎだろ。」

炎銃「うるさい…黙れ…しね。」

悠「なに、この理不尽な切れられ方」

美喜「あ、悠。ちょっと、買い物があったから出てくるから留守番とソイツのことよろしく頼むわね。」

悠「えぇ?!ちょ、一人にしないで!せめて澪は置いてって……って、もういねぇし。」

炎銃「さわぐなぁ…ブッコロスゾ…ああ゛…しね。」

悠「さっきのから今の間に何回死んでんだよ…」


炎銃「……」

悠「無言で銃口向けるな!」

炎銃「うぅ…頼むから…大声だすな…あたまが割れる」

悠「……お前さどんだけ飲んだんだよ。」

炎銃「覚えてねぇ…キモチワリィ…」

悠「はぁ…お前もう、帰れってマジで。」

炎銃「動いたら吐く。」

悠「どやってここまで来た?!」

炎銃「覚えてねぇ…」

悠「忘却症かお前は…」

炎銃「るせぇなぁ…くっちゃべるだけなら、気ぃきかせて背中とかさすれ」

悠「さわっていいのか?」

炎銃「揺らしたら…コロス…」

悠「うわぁ…命がけのご奉仕活動だぁ」

炎銃「うぅ…」

悠「あぁもう世話の焼ける子供かよ。ほら、大丈夫か」

炎銃「あぁ…変なとこ触ったらコロスからな…。」

悠「変なところも何も、お前にふくよかな丘はないだろ。平らなまな板だ」

炎銃「それもそうだな」

悠「……(こっち方面のことにはキレないんだな。)」

炎銃「あ~…頭いてぇ…」
悠「(けど、ケツのラインはなかなかだよな。キュッと引き締まってて、形がいい。)」

炎銃「……なんか、妙にケツの辺りがゾクゾクすんだが…」

悠「気のせいだ。」

炎銃「……そうか。」

悠「背中だけじゃなくよければ腰とかも撫でるけど?」

炎銃「んなとこ…さすってなんの効果があんだよ。」

悠「血行がよくなり、酔いが早くさめる…(ような気もする)。」

炎銃「マジか…ならすぐなでろ。ほら、早く。」

悠「……お前わりと素直だな。」

炎銃「あ゛?」

悠「いや、にゃんでもない。っか、お前わりと綺麗な肌だな色白いし。」

バスッ!

悠「ずあぶねぇ!?」

炎銃「キモいこと言うな…コロスゾ。」

悠「撃つなよ!なんだよ、傷が多くて男らしい背中っていえばいいのか!」

炎銃「照れるじゃねぇか。」

悠「もう酔い覚めたならマジで帰れよお前。」
52/100ページ
スキ