ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】7

ーラスタ・ラヴ(1/3/夜)ー

悠「正月といってもやはり暇だな」

ともき「悠に暇じゃないときがあるのか?」

悠「あり過ぎて困っちゃってる」

ともき「……」

悠「あら、何かしら。その目は」

ともき「別に」

金剛「よう」

摩耶「やっはろー」

悠「うーす」

マリア「はーー……」

ともき「約一名顔が暗いな」

悠「どした新年過ぎて三日目で」

マリア「正月ボケでちょっと気合が入らなくて……明日から仕事なのに」

ともき「もう仕事なのか……」

悠「それ、腹が減ってるだけじゃないか?」

ともき「どうしてそうなる」

悠「腹が膨れれば元気が出るだろ」

ともき「あのなぁ……」

マリア「元気になる気がします」

ともき「なるのかよ」

摩耶「竜田揚げサンドならあるけど」

金剛「紅ジャケのおにぎりなら」

マリア「くぅーん!くぅーん!」

摩耶「食べていいよ」

金剛「ほら、慌てて食ってのどに詰めるなよ」

マリア「あおーん!」

ともき「犬かよ……」

悠「おれは今手元に何も食べ物持ってないなぁ……あ、干し芋があった。」

ともき「なんでそんなもの持ってる。」

悠「おれのおやつ。」

摩耶「そういえば悠君て干し柿はイマイチなのに干し芋は好きだよね異常なほど」

悠「優しい甘味と噛みごたえと腹持ちのよさ。栄養もある」

ともき「まぁ、いいんだけどな」

悠「ほら、干し芋をやろう」

マリア「ハッハッハッ!」

ともき「犬になってるぞ」

マリア「中山さんは兎ですよね」

ともき「誰が兎だ」

悠「ともき」

ともき「……」
ガスッ!
悠「してやられた、というわけか」

マリア「頭をガラスの灰皿でどつかれた人が無駄に格好つけてる」

摩耶「あのセリフをいうとほんのちょっぴり回復するらしいよ」

金剛「してやられてるのにか?」

悠「ジョジョ魂(ソウル)が燃えるんだよ」

ともき「燃えつきろ」

悠「それで腹は膨れたか?」

マリア「なんか元気出てきました」

ともき「マジで腹が減ってただけかよ」

悠「満腹度ゼロだと歩いてるだけで死ぬからな」

摩耶「序盤のおにぎリライズは大事だね」

悠「まったくだ。さて、じやあ、小鳥遊妖怪問題!体長4寸(約12センチメートル)ほどの小さい蛇だが、姿形は龍そっくりで、4本の足がある。色は真っ赤で鱗の間が金色に光り、耳は立っている。この蛇に噛まれた者は、その猛毒により7歩歩かぬ内に死んでしまうので「○○○」という名前がつけられたという
。この妖怪は?」

摩耶「三歩必殺」

金剛「崩し、撃って、構える」

悠「七」

ともき「七歩蛇」

悠「Exactly」
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