ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(12/30/夜)ー

悠「さささ、さささ」

ともき「寒いんだろ」

悠「私たち、以心伝心ね!」

ともき「……」

悠「照れちゃってかわいーいー」

摩耶「あれが人をイラつかせる方法だよ」

マリア「なるほどなー。でも、私がやったら美少女過ぎて普通に大丈夫ですね。」

ともき「そのプラス思考どうなってる」

悠「おれは褒めてやる」

マリア「あざーっす」

摩耶「やっぱり一筋縄ではいかないって感じの娘だね」

金剛「そうだな」

ともき「あんまり悠の真似してると精神がゆがむぞ」

マリア「マジすか」

悠「清く正しく捻じ曲がる」

マリア「……良いところと悪いところが半々、か」

ともき「半々じゃねーよ?!」

悠「これが一流のツッコミだ」

マリア「一流パネェ」

ともき「……」

金剛「なぁ、あんた」

マリア「アンタさん、呼んでますよ」

金剛「お前だよ」

マリア「尾前田さん、読んでますよー」

悠「ディモールトベネ(非常に良い)!」

ともき「やかましい!そして、マリアもふざけすぎるな」

マリア「名前で呼んでくださいな」

金剛「ああ、それは悪かったな」

マリア「いえいえ、こちらこそ失礼つかまつった」

摩耶「武士だ」

マリア「それで何ですか焼肉屋さん」

金剛「本当に借金100億あるのか?」

マリア「ありますよ。」

金剛「今、どこに住んでるんだ?」

マリア「家政婦協会の宿舎があるのでそこです。あと、たまに友達の家と漫画喫茶とか駅とか」

悠「一流だな」

ともき「だんだん危ない感じになってるけどな」

金剛「本当だったんだな」

摩耶「ね、言ったとおりでしょ?」

ともき「いろいろ驚きですよね。」

悠「年明け前に笑っちゃうよな」

マリア「ですよねー。あっはっは」

金剛「笑えるのか……」

マリア「もちろん。」

摩耶「友達いたんだね」

マリア「さすがにひとり、ふたりくらいはいますよ」

ともき「ひとり、ふたりかよ……」

悠「どうしても困ったらうち泊めてやるよ」

マリア「どもー。」

摩耶「優君のところ泊まったら食べられるよ」

悠「そこまで無差別じゃないさ」

ともき「いや、無差別だろ」

悠「ふぁっ?!」

マリア「つまり……泊まりたかったら身体で対価を払え……と?」

悠「違うんだけどなぁ。」

金剛「もう少ししっかり否定しろよ……」

悠「さーて、小鳥遊妖怪問題だ!!鳥山石燕による江戸時代の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』に描かれている日本の妖怪。着物姿の巨大な女性が、塀越しに口をひらいて笑う姿が描かれている。この妖怪は?」

金剛「まぁ、なんだ……金がなくて腹減ったらうちに来いなんか食わせてやるから」

マリア「肉を?!」

金剛「ああ。」

摩耶「こんな顔だけど金剛君は優しいから頼るといいよ」

マリア「金剛様、ありがとうございます!!」

金剛「様づけやめれ」

ともき「ケラケラ女」

悠「漢字で書くと「倩兮女」書けるか!」

ともき「知るか!」
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