ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(12/28/夜)ー

悠「28日かぁ」

ともき「そうだな」

悠「8月の」

ともき「ちげーよ!」

悠「認めたくなぁァい!」

ともき「やかましい!」

弩躬「どれだけいってもなぁ」

悠「なんだよーいしゅみんー」

弩躬「……」
チャッ……ヂヂヂ……

悠「矢をセットして向けるな」

弩躬「特殊ベアリング弾だ」

悠「いや、だから?!」

弩躬「確実に骨を折れる」

悠「ダメだ話が通じない」

ともき「お前も大概だけどな」

悠「ええっー、うっそー」

弩躬「……」
バスッ!
バッ、ダッシューン!
悠「絶対回避!」

弩躬「跳弾」
カンカンッ!バスッ!
悠「ぐぇっ!」

ともき「ナイス」

弩躬「でも、若干威力が落ちるんだよな、跳弾って」

悠「めっさ痛ぇっ!!」

弩躬「あの通りぴんぴんしてるだろ」

ともき「普通なら?」

弩躬「まぁ、のたうつくらいはするかな」

悠「のたうってるよ!!」

ともき「ぴんぴんしてるじゃん」

悠「おれの長所はやせ我慢ができるところ!!」

ともき「……」

悠「あら、冷たい目」

ともき「ああ、通じてよかった」

悠「ともきのことなら何でも分かるわ。うふふっ」

ともき「もう一発頼む」

弩躬「邪っ!」
バスッ!
ガキン!
悠「……」

弩躬「なに?」

悠「……え、なに?」

鳳「弩躬、ダメでしょ。」

弩躬「先生いつのまに……ってか、ベアリング弾掴んでません?それに今さっきなんか金属にぶつかったような音が……」

鳳「ふふっ」

悠「笑って誤魔化してるぞ」

弩躬「恐いから誤魔化されとく」

悠「それがいいな」

鳳「ふふっ」

ともき「確かに……」

鳳「それじゃ、返しておくわね。」
スッ
弩躬「アッハイ」

悠「ベアリング砕けてたりしてないか?」

弩躬「あんな音していたって変形も欠けてもない」

悠「恐いな」

鳳「ふふっ。コツさえつかめば誰にでもできるわよ」

ともき「出来る気がしない」

鳳「大丈夫よ。ふふっ」

弩躬「頷いとくといいぞ」

ともき「は、はぁ……」

鳳「弩躬、帰ったら床掃除ね」

弩躬「は、はーい」

悠「コホン、小鳥遊妖怪問題!北東(艮=うしとら:丑と寅の間)の方位のことである。陰陽道では、鬼が出入りする方角であるとして、万事に忌むべき方角としている。他の方位神とは異なり、鬼門は常に艮の方角にある。この妖怪は?」

鳳「いわゆる鬼門ね」

悠「さすがです。」

弩躬「妖怪か?」

ともき「妖怪っぽい枠らしいぞ」
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