ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「改めましてみんな、あけましておめとっさん」

「「「あけおめ~」」」

悠「っても、顔合わせのメンツはかわんねぇんだよな」

千夜「行動範囲が狭いんじゃねぇのか?」

悠「かもなぁ。ぶっちゃけ家とラスタくらいしか出歩いてないし。あと、コンビニ」

紅「じゃあ寝正月か?」

悠「ゲーム正月だにゃ。RPG同時攻略してた」

紅「真桜の嬢ちゃん、よく切れなかったな。」

悠「あー…真桜もゲームしてたし、なんかずっとロマサガしとったな。スーファミの」

澪「それでいいのかお前らは…」

悠「正月くらいのんびりしたいさ。」

鈴猫「いつものんびりしてない?」

悠「今回は普段よりのんびりしてたんだよ。」

紅「ていうと?」

悠「俺の部屋にコタツを起動させてずっと潜ってた。真桜は俺の膝の上だったな。」

鈴猫「えっ?」

悠「っか、真桜だけじゃなかったしな。海と星凪と翡翠も居たし。子守り正月だったよ。」

千夜「悠はモテモテだな」

紅「まったく、羨ましいよ」

鈴猫「……美喜、お酒ひとつ」

美喜「はいはい…」

悠「全然気持ちがこもってねぇようですが?」

紅「悠は子供に甘いからな~。」

悠「話をそらすなよ……。けど、アイツらと居るとなホントに家族みたいに思えてくるよ。まぁ、うるさいけどな。」

千夜「ふん。お前も十分うるさいほうだけどな。」

悠「いっひっひ。そういうな。」

紅「なんだよ。悠、寂しいのか?」

悠「はっ?寂しいわけないだろ。俺はずっと一人暮らしだったんだぞ。」

美喜「とかいいながら、秋宵月ちゃんが家にいる方が明るくなったんでしょ。」
悠「まぁ…誰も居ないよりかはな。」

紅「なんだったら俺が泊まりに行ってやってもいいんだぞ。」

悠「だから、人を寂しがりやみたくいうな。っか、新年早々人の家に入り浸る気か。」

紅「つれないこというなよ。兄貴って呼んでもいいんだぞ?」

悠「だぁ!頭を撫でんな!っか、俺が弟かよ!お前の中で俺や真桜はどういうポジションなんだよ。」

紅「えーと、仲のいい兄弟?」

悠「ときどき、お前の考えが掴めないよ。っーか、そんな戌塚よりのキャラだったか?」

紅「ダメか?」

悠「ダメとか良いとかじゃなくてな。」

紅「あ、人数が足りないか。」

悠「お前人の話ぜんぜん聞いてねぇよな?」

紅「聞いてる。聞いてる。」

悠「あ……でも、俺も理想の家族像はあった。」

美喜「どんなの?」

悠「義理の妹10人と義理の姉10人、それに両隣には世話好きの幼馴染みがいて、美少女転校生に美人な先輩、ツンデレ後輩、メイドなどに囲まれた夢の生活をしたい。」

紅「千夜ちゃん。今日ラーメン食いにいっていい?」

千夜「……好きにしろ」

美喜「あ、私もいく。」

澪「俺もいこうかな。温かい中華食べたいし。」


悠「軽やかにスルーかよ」
51/100ページ
スキ