ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(12/26/夜)ー

悠「ついにクリスマスも廃業か」

ともき「25日が過ぎただけな」

緋斗「でも、25日の夜のスーパーってすごいな。」

ともき「なにが?」

緋斗「クリスマス商品片付けて正月商品に入れ替え」

ともき「ああ……すぐに変えるんだな」

悠「もう店は正月一色か」

摩耶「はやいねー」

悠「ホントになー」

摩耶「お正月は越せる?」

悠「なんとか生き抜いてみるよ」

ともき「お前はこの先何があるんだよ」

悠「いやぁ、もしかしたらスタンド能力に目覚めてエジプトに向かうかもしれにないし」

摩耶「ゾンビになって波紋で焼かれたりね」

ともき「後者はあり得るかな」

悠「しっけいな!」

緋斗「ゾンビみたいなもんやん」

悠「ズームパンチ」
ズドッ!
緋斗「ぐぇっ!」

悠「聞こえてるからな」

緋斗「で、ですね」

崇「……」

悠「ああ、崇」

崇「今日は一段と冷えるな」

ともき「昼間がそこそこ暖かったですからね」

悠「もう夏にならないかな」

崇「なるわけないだろう」

悠「普通にツッコまれた」

ともき「そりゃそうだ」

悠「あっ冬より夏がスキー!」

ともき「なんかそういう芸の芸人がブレイクしてたよな」

緋斗「ラッセンが好き」

ともき「それそれ」

悠「ラッセンの絵は綺麗だけど、3枚くらい見たら何かお腹いっぱいって感じ」

崇「どんな絵だ?」

悠「イルカとかの絵のやつ。」

崇「……ピンっとこないな」

ともき「携帯で調べたら出ると思いますよ」

悠「おれ、持ってない」

ともき「もっとけ!」

崇「ラッセン……ああ、こういう絵か。確かに見たことある」

悠「バクパイプとかも見たことあるか?」

崇「……絵の話か?」

悠「いや、楽器の話」

ともき「なんでだよ。」

悠「いや、今なんかバクパイプって言葉が脳裏をよぎって」

緋斗「バグパイプって何?」

悠「だから楽器だよ」

緋斗「……楽器」

悠「スコットランドの、絶対に見たことあるから」

緋斗「携帯で見てみよか。オッケーグーグル『バグパイプ』」
ピコン!
『丸大豆』

ともき「醤油出てきてんじゃん」

悠「ちゃんと発言しろよ。」

緋斗「バ・グ・パ・イ・プ」
ピコン!

ともき「出たな」

緋斗「ああ、見たことあるわ」

崇「音声で調べられるのか」

緋斗「え、あ、はい」

悠「何気に最新機種だな」

緋斗「クリスマスのプレゼントこれですねん。」

悠「チッ」

緋斗「なんで舌打ち?!」

悠「はい、小鳥遊妖怪問題!徳島県や佐渡島に現れ、巨大な顔で人間を脅かすとされる。たとえば家の外で物音がしたので、家人が障子を開けてみると、いきなり大きな顔が現れる、といった風である。正体はタヌキが化けたものとされる。人を驚かすことのみが目的であり、直接的な危害を加えることはない。この妖怪は?」

崇「今のも音声で検索できるのか?」

緋斗「ちょっと長いっすね」

ともき「文章検索で確実に出ますけどね。ええと、おっかむろ。」

悠「Exactly。じやあ、緋斗はそれで卑猥な単語検索しまくってくれ」

緋斗「せんよ?!」
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