ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(12/22/夜)ー

悠「今日は冬至だな」

ともき「そうだな」

マリア「年末ですからどこもかしこも綺麗にしないと。」

ともき「……掃除」

マリア「急なバイトで」

ともき「…臨時」

マリア「検察官の官名の1つ」

ともき「検事」

拳二「呼んだか?」

マリア「うわ、ヤクザ!」

悠「コラ、見た目がこんなでもヤクザとは限らないだろ」

マリア「ヤクザじゃないと?」

悠「いいや、ヤクザだ」

マリア「ヤクザじゃん」

悠「ヤクザだーー!」

マリア「きゃーー!」

ともき「うるせーよ!」

悠「わーい!」

マリア「わーい!」

拳二「……ああ、悠の親戚か」

悠「いや、他人だ」

マリア「知り合ってまだ数日」

拳二「このノリでか」

ともき「このノリでなんです……」

緋斗「毎度」

悠「おう」

マリア「どうも」

緋斗「なんで普通におるねん」

マリア「ここに来るとオゼゼが手に入るんです。オゼゼがぁ!」

拳二「あの娘、大丈夫か?」

ともき「少々お金にアレなだけっぽいんで……」

悠「まったく困った娘だな。100円やろう」

マリア「あざーっす!」

ともき「お前が原因のひとつの気もする。」

悠「いや、何か面白くて」

拳二「まぁ、確かに100円そこらで喜ぶのなら可愛いもんだろ。毎日ウニ食わせろとかいう奴よりはな」

緋斗「なんすかそれ」

拳二「色々あるんだよ」

悠「それより、今日は冬至だぞ」

マリア「子供ですか」

ともき「童子って、もういいから」

拳二「冬至ってなんだっけか?」

悠「柚子食って風呂に南瓜浮かべる日だよ」

緋斗「マジすか」

ともき「逆だろ」

拳二「だよな。じゃあ、銭湯いくか。柚子風呂はいれるだろ」

悠「驕りだろうな」

拳二「銭湯ぐらい驕ってやるよ」

マリア「マジ?あたしもオーケー?」

拳二「いいけどよぉ……お前さん、なんかすげぇな」

マリア「ハッハッ、何を仰る兎さん」

悠「兎さんはともきだ」

ともき「やかましい」

マリア「兎は中山氏っと、メモメモ」

ともき「メモせんでいい!」

拳二「愉快な奴だな」

マリア「よく言われます。面白い美少女だって」

ともき「緋斗、完全にキャラ食われてないか?」

緋斗「あああ、あい、相方ですし!」

ともき「……」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!日本の妖怪の一つ。鹿児島県肝属郡百引村の民間伝承で語られている。百引村の伝承において、日本の水の妖怪である河童のうち、山にいるものをこう呼ぶ。この妖怪は?」

マリア「お値段異常?」

悠「河童のニトリー!じゃねーよ。」

ともき「ワロドン」

マリア「ワロス」

悠「ワロス」

ともき「殴るぞ」

悠「Exactlyでございます。はい。」
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