ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(12/19/夜)ー

緋斗「まいど」

悠「寒さでおれがデッドエンド……」

ゆうな「こういう場合はあっためるべきだよね」

ゆえ「ひはないかな……」

悠「あぶるのらめぇ」

ともき「煮え立った油に沈めよう」

悠「唐揚げはやめてぇ~」

緋斗「……」

悠「何見てんだコラァ!」

緋斗「ひどい切れられたか?!」

ゆうな「とりあえず……こすろうか!」

ゆえ「いえす、あいあむ……」
ゴシゴシゴシゴシゴシ!
悠「痛っ!痛い!っか、熱っ!痛熱い!!」

ともき「本当に火が付きそうだな」

ゆうな「皮膚がえぐれそう」

悠「ゆえ!ゆえちゃん!ゆえさんストップ!」

ゆえ「やれやれだぜ……」

女の子「……」

ともき「あれ?その娘は?」

緋斗「一応、相方」

悠「……相方?」

緋斗「相方」

悠「男じゃなくて女の子が?」

緋斗「そっ」

悠「……うそつけぇ!!」

緋斗「なんでやねん?!」

ゆうな「ほんと?」

女の子「まぁ、一応漫才に誘われたりしました」

ともき「マジか」

悠「弱みを握られてるか脅されてるんだな」

女の子「そうなんです。漫才の相方をしないと郵便受けにヌタウナギを流し込むと脅されて……」

緋斗「いうてないよ?!」

ゆうな「でも、なんであの人と?」

女の子「とりあえず、お試し的なやつだよ」

悠「ああ、納得」

ともき「納得かよ」

緋斗「っていうか、お試しやったん?!」

女の子「うん」

緋斗「ええっ……」

悠「なんかネタできるのか?」

女の子「もちろん。酢と味噌の合わせ調味料でイカと一緒に食べるのがお勧めです」

悠「それはイカの「ぬた」だ。」

女の子「冗談冗談、トウギョ(闘魚)は昔飼ってましたよ」

悠「それは「ベタ」だ。誰がそんなマニアックな熱帯魚の話をしろといった」

女の子「あいつです」

緋斗「俺?!っていうか、そういうんは俺とやってよ!!」

ともき「完全におちょくられてるな」

ゆうな「お父さん相手にボケをかますとはなかなかやる。」

ゆえ「みこみある……」

女の子「あざーす。誰れか知らない人たち」

ともき「そういえば自己紹介してなかったな」

悠「おれは小鳥遊悠で、こいつらはかくかくしかじかだ」

ともき「通じるか!」

女の子「中山さん、ゆうなさん、ゆえさんですね。わかりました」

ともき「伝わった!?」

悠「で、名前は?」

マリア「ゆめさきマリア」

ゆうな「ゆめさきって「夢咲」って苗字?」

悠「ゆめさきは「夢前」って書くんだよ」

ともき「へぇ、夢の前でゆめさきなのか」

マリア「気軽に「おマリ」って呼んでください」

ともき「今風な名前がいっきに和な感じに……」

悠「……」

緋斗「どないかした?」

悠「いや、なんでもない。さて、タカナシ妖怪問題!本州や四国各地に伝わる怪異。馬を殺すといわれる魔性の風で、馬を飼う地方では非常に恐れられていた。この妖怪は?」

ゆうな「はい、デスゲイル」

悠「それは死の旋風」

ゆえ「ばさしたべたい……」

悠「今度な」

ともき「頽馬(たいば)」

悠「Exactly!」
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