ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

美喜「ふふん~♪ふん~♪」

澪「やけにご機嫌ですね。オーナー。」

美喜「ふふ。ご機嫌にもなるわよ。超黒字よ黒字。これだと今月は妹弟に何か買ってあげれるわ。」

澪「へぇ妹弟いるんだ。」
美喜「あと、兄もね。」

澪「大家族だな…ん?いらっしゃいませ。」

将也「えーと、ここってラスタラヴだよな。」

美喜「そうだけど…。こっち(VIPルーム)は一見さんはダメよ?」

禅「俺の…知人…です。」

美喜「あら…これはまた…珍しいお客ね。」

禅「俺を…含めて三名で…」

澪「ご注文は?」

禅「俺は…ミルクセーキ改で…お二人は…どうします?」

将也「俺はなんでも。」

稲葉「そうね…じゃあ、春らしいのをいただけるかしら?」

澪「了解。(オーナー。ミルクセーキ改って何だ?)」

美喜「(あぁ、普通にミルクセーキ作って練乳とアイスクリーム落としたらいいから。)」

澪「(まさに禅さん専用だ…)お待たせ。スプリング・オペラです。」

スプリング・オペラ
32度中口シェーク
ドライ・ジン40ml
ジャポネ桜10ml
ピーチリキュール10ml
レモンジュース1tsp
オレンジジュース2tsp
ミントチェリー

オレンジジュース以外の材料をシェークしてカクテルグラスに注ぎ、オレンジジュースを静かに沈めて、カクテルピンに刺したミントチェリーを飾る。

稲葉「綺麗…。」

将也「下から緑オレンジピンクの三層に別れてるんだ…」

美喜「1999年「ザ・カクテル・コンペティション」において「カクテルオブザイヤー」に輝いた作品よ。数種類のリキュールとフルーツジュースを使って春の桜をイメージした色合いを演出し、さわやか飲み口のカクテルに仕上げてるわ。」
稲葉「じゃ…私たち電子組の集合に…」

禅「乾杯…」
将也「乾杯。」

稲葉「さて…じゃあコレね。」

将也「こ、これが例のアレか。」

稲葉「えぇ…まだ完成はしてないけど、悠を主人公にした…エロゲよ。」

禅「バレたら…殺され…ますけど…」

将也「…ホントに作ってたのか…ちなみに詳しい内容は?」

稲葉「ただのエロゲじゃなく。バトルシュミレーションも取り入れてるわ。会話形の好感度システム。」

禅「悠…さんの…ステータスをあげていったり…交友関係によったり…で…色々な女性や男性と…知り合え…ます。」

稲葉「例えば…鈴猫さんを攻略するためには西口のメンバーを三人以上友人以上にして、ステータスの知識と器用を500以上で崇さんと話すと鈴猫さんと知り合えるわ。」

将也「すげぇ…じゃぁ、女性キャラ全員攻略できるんだな。」

禅「あまい…ですね。」

将也「え?」

稲葉「攻略可能キャラは全員。もちろん男性もね。」
将也「な、なにぃ?!」

稲葉「もちろん友情エンドだけどね。けど、レアイベントとCGが回収できるわ。」

将也「た、例えば?」

禅「氷室…さんと…崇さん…の好感度を最大維持で…イベントを…進めて…いくと…三人で入浴してるCGとムービー。他に…悠さんと崇さんが…氷室さんの眼鏡を…かけたCGや…氷室…さんの眼鏡なしCGが見れます。」

将也「マジにいくらで?」

稲葉「価格は未定ね。何しろ未完成の今で、昔のFFくらいディスクが必要なのよね…」

将也「パソゲーの域超えてるよ。」

禅「まぁ…作成は趣味…ですから。」






閉店





ーオマケー

悠「くちゅん!」

ともき「どした、花粉症か?」

悠「いや…なんかわからんが…俺の知らない色んな所で…俺が玩具にされてる気がする。」

ともき「はっ?」

悠「…なんだ…この嫌な感じは…?」
16/100ページ
スキ