ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/30/夜)ー

悠「なんだって?!」

緋斗「?!」

ともき「なんだ、大きな声出して」

悠「水木しげるさんが亡くなったらしい」

ともき「……え?」

紅「水木しげるって、あのゲゲゲの鬼太郎のか?」

悠「ああ、そうだ。っか、紅もしってるんだな」

紅「さすがにそれぐらいわな」

悠「水木先生自体が妖怪だから死なないと思ってたのに」

ともき「それは貶してるのか?」

悠「全方面で褒めてる。水木先生自体が妖怪というのは褒め言葉だ!」

緋斗「そーなんかなぁ?」

悠「荒木先生が吸血鬼みたいなもんだ」

ともき「どんな例えだよ」

悠「あの人の若さの秘密は吸血鬼化か波紋を習得しているとしか思えないんだよ」

紅「あの胸のデカい人は?」

悠「あれは魔女だろ」

ともき「お前もう、言いたい放題だな」

悠「こ~の世には分からないこーとがたくさんあるぅ!」

ともき「俺はお前が分からない」

悠「皆のアイドルゆうくんです☆」

紅「どっせい!」
ブォン!
バッ!
悠「絶対回避!」

紅「……チッ」

悠「何か今のは読めてたわ」

ともき「殴られても仕方ないようなこと言ってたしな」

悠「おかしいな」

ともき「お前の頭がな」

悠「ゲリョスの頭?おれは蛇竜の頭が欲しい」

ともき「いってねぇよ」

豊久「誰ぞ、首ん話ばしだが?」

悠「で、でたー!妖怪首置いてけぇー!」

豊久「やがましい!」
ゴスッ!
悠「すげぇいてぇ!」

豊久「……硬い頭じゃ。こっぢの手が痛かぁ」

紅「悠の頭を殴るなら金属で殴らないとダメだ」

悠「死んじゃうよ」

紅「平気だろ」

悠「いや、痛いし」

緋斗「痛いだけて……」

悠「お前も最終的に金属バットで殴られる仕事するんだろ?」

緋斗「なにその暴行……」

悠「サンドバック」

緋斗「リアクション芸人ですらねぇ!!」

紅「それ、金はどういう具合で出るんだ?」

悠「保険金かな」

ともき「ただの保険金殺人じゃねーか」

悠「……どこで間違えたんだろうな。緋斗の人生」

緋斗「やめて!!」

豊久「一思いに介錯してやろう」

緋斗「まだまだこれからやから!踏み外さんから!!」

悠「気をつけろよ、お前はどっかで大きなポカをしそうだし」

緋斗「やめてー」

悠「さて、今日の妖怪問題!青森県に伝わる河童の一種。顔は猿に似ており、体の色は黒い。一見すると10歳ほどの子供のようにも見えるが、時おり少女の姿となって人間を誘惑し、水の中へ誘い込んで溺れさせようとする。人間に子供を産ませたり、一度人間を狙うとその友達や親戚に化けて川に連れ込むともいう妖怪は?」

ともき「河童じゃないのか」

悠「河童亜種」

紅「河童亜種」

悠「リピートしろとは言ってない」

ともき「ええと、メドチ」

豊久「なんじゃいそれは」

悠「だから妖怪だって」
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