ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/29/夜)ー

悠「寒い」

ともき「知ってる」

悠「恐い」

吉音「なにが?」

悠「寒さが」

吉音「じゃあ、こうしようか?」
ぎゅー
悠「あったかい。特に背中に当たってるおっぱいが!!」

ともき「言い切りやがった」

緋斗「めちゃうらやましイィィィ!!」

悠「うるせぇ!」
ゴッ!
緋斗「痛い!」

ともき「今のはいいかな」

摩耶「今のは面白かったよ」

緋斗「マジすか!」

悠「やっぱりリアクション芸人だな」

吉音「あ、熱湯風呂見たい!」

緋斗「……」

ともき「やる気か」

悠「やるんだったらおれが用意してやるよ。油風呂」

緋斗「それ死ぬよな!?」

悠「ヨハネは死ななかった」

ともき「イエスキリストの弟子だからだろ」

悠「敬虔な使徒だったからという見方もある。」

吉音「つまり?」

悠「怪我をしないという思いがあれば大丈夫」

緋斗「大丈夫やないよ!リアクション芸人神の出川さんやって首の骨以外はおっとんやから!!」

悠「おれだって首の骨以外は折れたことあるよ」

摩耶「首の骨もあるんじゃない?」

悠「……あったかな?忘れた」

緋斗「この人たちヤダわぁ」

ともき「そのかわり、この人たちは折れてもリアクションしない人たちだからな」

摩耶「例え死ぬほど痛かったとしても痛みを脳に伝えなければ平気」

吉音「そんなことできるの?」

摩耶「ある程度なら」

悠「おれはそう言うテクニカルなことはできないが、大得意なことがひとつある。」

ともき「なんだ?」

悠「やせ我慢」

摩耶「惚れた!」

悠「ありがとう!!」

ともき「なんじゃそりゃ……」

吉音「あたしは痛いのやだなぁ」

摩耶「大丈夫、吉音ちゃんが痛いことになりそうになったら悠くんが身体を張って止めるから」

悠「首だけの吸血鬼に血管針を突き刺されても守るよ」

摩耶「それ、多分身体奪われるよ」

悠「ジョナサンジョースターァァァァ!」

ともき「うるさい」

摩耶「まぁ、結果的に大好きなDIOになるってことでいいんじゃない?」

悠「WRYYYYY」

摩耶「吉音ちゃんはホリィさんだね」

悠「あ、何かわかる」

吉音「あたしは分かんない」

ともき「分からなくていいよ」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!関東地方に伝わる一つ目の老婆の妖怪。旧暦の12月8日または2月8日に人家を訪れ、箕や人間の目を借りて行ってしまうという。一つ目小僧と共に家を訪れるともいう妖怪は?」

ともき「ヒントは?」

悠「婆だ」

摩耶「エンヤ」

悠「そのお方ではない」

ともき「ええと、箕借り婆か」

吉音「なんか前も婆妖怪っていたよね」

悠「婆妖怪はいっぱいるんだよ……いっぱい」

緋斗「なんかゾッとした」
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