ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「唐突だが…こんなかで何か部活してる。または、してた奴。」

「「「……」」」

悠「ほとんど黙りかよ。」

紅「はーい。野球部一日」
悠「それ仮入部でもねぇよ」

六花「バスケ、サッカー、ハンドボール、ラクロス…の助っ人」

悠「なんで、運動部ばっかなんだよ。お前の持ち味はギターだろ。」

六花「だってー。あたしの学校音楽系の部活は吹奏楽しかないんだもん。ねー、紅さん。」

紅「そうだった…ような気もする。」

悠「けいおん部とかあるんじゃ無いのか?」

六花「あたしは重低音のが好きかなー。」

悠「いや…そうじゃないんだよ。」

六花「?」

美喜「てゆーか、聞く相手が悪くない?もう少し一般人サイドに聞かないと。」

紅「なら、宮塚かな。」

悠「一般人サイドじゃないだろ。っか、今、居ないし。」

紅「あ、そか。(マジック同好会所属なんだけどなぁ。)んじゃ、そっちの子猫ちゃんとかはどうよ?」

優日「私は帰宅部」

稲葉「パソ研、落研、漫研、アニ研、オカ研、星研、科学部…」

澪「どれだけ掛け持ちしてるんだ…」

稲葉「ほとんどゴーストだけどね。」

紅「ゴースト?」

悠「名前だけの幽霊部員って、意味だろ。」

紅「なるほど」

美喜「なんでまた、急に部活の話しなんてしだしたのよ。」

悠「……」

美喜「な、なによ。」

優日「ズバリ、まったくなんにも考えずただ発言したんだね。」

悠「にゃは♪」

ガシャッン!

悠「ぶっねぇえ!?」

美喜「ちぇ…」

澪「オーナー…瓶を縦振りするのは勘弁してください。掃除が面倒なので」

悠「俺への配慮は?ねぇ?」

紅「稲葉の嬢ちゃんはともかく、優日の子猫ちゃんも驚かないな。」

優日「もう、なれちゃって」

悠「誰も俺の心配は無しか?」

六花「悠くん……」

悠「お、リッカ。どうした?」

六花「やっぱり軽音じゃなく、ハードロックな音が大事だと……」

悠「その話はとうに終わっただろ!っか、静かだと思ったらずっとそれ考えてたのかよ!」

六花「え…うん?そだけど?」

悠「あーもー…まともなヤツは一人もいないのかよ」

美喜「アンタが言えるセリフじゃないわよそれ。」

優日「あはは。」

悠「……澪、酒くれ。」

澪「アルコールに逃げるのはよくないぞ。」

悠「逃げるなら女に逃げたいよ。」

澪「お前はホントにバカだなぁ。」

悠「あははははははははははははははははははは!」

紅「あ、壊れた。」

美喜「それで通常運転じゃない」

紅「あ、そっか。」

悠「納得してんじゃねぇ!」
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