ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/19/夜)ー

社「はー……よかった間に合った。」

悠「おれに誠心誠意を込めて頭を下げろ」

ともき「お前が謝れ」

悠「いや」

社「いいよ、いいよ。期限内には書いてくれたんだし」

悠「おれだからな!」

緋斗「めっちゃ強気」

社「やる気出して書いてくれたらホントすぐなのに…」

悠「やる気を出させないのが悪い」

ともき「言ってることがむちゃくちゃなんだが」

悠「いやいや、モチベーション上げは大事じゃん」

社「それを僕にいうのは違う気がする。」

悠「おれの担当だろ」

社「担当だけど……不定期だし」

悠「もう書いてやらん」

社「ああ、ウソウソ、ごめん」

悠「じやあ、なんか……」

社「くれって?」

悠「面白い話しろ」

社「は?」

悠「ここにいる緋斗はお笑い芸人を目指してるが酷く面白くなくてな」

緋斗「ひでぇ!」

悠「笑いの経験値のためになんか面白い話を聞かせてやってくれ」

社「ええー、僕、面白い話とかないんだけどなぁ」

悠「すべらない話の一つくらいあるだろ。緋斗、以外は」

緋斗「合間合間でディスるんやめてくれません?」

社「うーん……あ、あー」

ともき「どうかしました?」

社「いや、この話はまずいかなぁ……いや、もう時効かな……」

悠「いいから話せよ」

社「ああ、うん。ええと、僕がまえにいってた会社でね。雑誌会社じゃないんだけど月一くらいで雑誌出してたんだ。それである時にさ「やべぇぇぇ」って叫び声が聞こえたの。深夜の二時ぐらいだったかな……」

ともき「なんか怖いな、深夜にヤバいって叫び声って」

社「まぁ、もちろんそんな時間だから残ってる人とか少なかったけど何事かって集まったんだよ。そしたら社員の一人がパソコンの前で頭抱えてるんだよ。どうしのって聞いたらさ……その人、男色家いわゆるそっち系のひとで雑誌にの特集で載せたURLがガッチガチのホモサイトのURLだったの」

ともき「うわぁ…」

社「その特集がペット特集だったんだけど、確か人気のトリマーのサイトにつながる筈だったんだよね。だから……うちのプードルちゃんどんな風にカットしようかしら~とか思ってたらムチムチのおっさんが見えてなんじゃこりゃ!になる。」

悠「面白いけどひどい話だな」

社「まだ、パソコンがそこまで復旧してた時じゃなくってよかったんだけどね……。」

悠「でも、今のはなかなかよかったぞ」

社「いつかどこかで話そうと思って封印してた話だったよ。」

悠「お前も精進しろよ」

緋斗「はい…」

悠「さて、小鳥遊妖怪問題!鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』にある日本の妖怪。釜をかぶった毛むくじゃらの姿の妖怪が、絵馬を手にして吉凶を占っているような姿で描かれている。この妖怪は?」

社「昨日もやってたけど恒例なの?」

緋斗「まぁ、そうっす」

ともき「ええと鳴釜か」

悠「あ、釜飯食いたい」

ともき「知らん」
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