ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/15/夜)ー

悠「はい、話題ある人!!」

ともき「またか……っていうか、それをネタにしてるだろ」

悠「うん、皆でトークして行こうぜトーク。」

緋斗「はい!」

悠「ダメだ」

緋斗「なんですか?!」

悠「きっとつまらないから」

ともき「断定かよ」

吉音「なになに、何の話?」

悠「今から緋斗がすっげー笑える話をするって話」

吉音「聞きたい!聞きたい!」

ともき「ハードルをグーーンッとあげたな」

緋斗「もういや!」

吉音「どして?」

想「そこを追及するのは酷ですよ」

緋斗「鬼やわ、この人はマジ鬼やわ」

悠「死中に活を見出すのが芸人だろ」

吉音「シチューにカツ?!なにその組み合わせおいしそう!」

悠「ちなみにこれが天然の破壊力だ」

緋斗「パネェ……」

想「あはは…」

ともき「たまにはお前から話せよ」

悠「おれは話題があり過ぎて困るんだけどなぁ。」

ともき「じやあ、喋ったらいいだろ」

悠「じゃあ、そうだな……おれは寿司ネタでねぎとろが好きなんだけど」

吉音「お寿司美味しいよね!」

悠「美味いな。でも、ねぎトロって何の事かわかるか?」

緋斗「ネギ散らしたマグロのたたきやろ」

悠「いいや」

想「本来のネギトロとは骨の隙間にある赤身(中落ち)や、筋の多い部位や皮の裏などの脂身をこそげ落としたもの(すき身)……ですよね。」

悠「そうそう。さすが想さん」

ともき「回転ずしとかのねぎとろはマグロのすり身に油を混ぜてるものらしいな」

吉音「油!?」

悠「トウモロコシの油とかが味わいとかが似てるらしいぞ。ちなみにおれはその回転ずしとかのねぎとろが好きだ。」

ともき「意外とリーズナブルな口だな」

悠「庶民派だからな」

緋斗「へー、他には?」

悠「摩耶はアナゴが好き、金剛はウナギの方が好き、疾風迅雷さんはエビが好き、千草は中トロが好きあとは……」

ともき「何知識だよ」

悠「好み知識。一緒に寿司を食べるときに覚えといたらちょっと良いだろ」

吉音「悠はいろいろと覚えてるね。」

悠「いや、そうでもないんだよな……昔さ、夜に時間が開いてて拳二を飯に誘ったんだよ」。そしたら、やたらご機嫌でどこいったらいいとか聞いてきたんだ。普段はそんなことないんだぞ?どこか予約とかしてなんてことなくて適当に飛び込みで居酒屋とか入るのにその日はそんなこと聞いてきたんだ」

ともき「ふぅん?何か珍しいな拳二さんがそんな感じって」

悠「それでまぁ、結局会って適当な店で飯食ってたら矢鱈こう時計を気にしてるんだよ」

想「なにか予定があったんでしょうか?」

悠「おれもそう思ったんだけど、まぁ、気にせずにいたらさ、急に拳二が「しゃーないな、もう言っちまうぞ」とか言いだしたんだよ。おれは、ああ、この後に予定でもあるのを言い出すのかと思ったら「悠、俺ぁ、二分前に誕生日になった」って……その日、拳二の誕生日だったんだよ」

ともき「それでそわそわしてたのかぁ」

悠「そうなんだよ……そんな日に突然夜飯食いに行こうなんて電話かかったからテンション上がったんだろうな。拳二だが、さすがに申し訳なかったよ……。さて、場が温まったところで小鳥遊妖怪問題!高知県幡多郡奥内村(現・大月町)に伝わる妖怪。○○のような姿をしており、薄気味悪い道などに、空中からぶら下がった状態で出現する。これに遭遇すると様々な病気を患ってしまうともいわれた。この妖怪は?」

ともき「温まったか?」

吉音「面白かったけどね」

想「確かに、面白い話でしたね」

緋斗「悔しいわぁ…」

ともき「ええと、茶袋……これ、妖怪?」

悠「妖怪、妖怪」
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