ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】3

ーラスタ・ラヴー

悠「……」

ともき「……」

悠・ともき「「よし。」」


ともき「こほん、なぁ、もしなんでも願いがかなうなら?」

悠「俺はやっぱり全世界の女と愛を繰り広げることだなぁ」

ともき「煩悩全開だな。」

悠「じゃあ…せめてミトコンドリアの人生からの脱出したい…」

ともき「重い!っか、前と後で願いが違い過ぎるだろ。まるで別人の思想だぞ」

悠「多重性格なんだ」

ともき「多重人格みたいにいうな。」

悠「けど、人の性格ってここぞって時にでるよな」

ともき「例えば?」

悠「学校の遠足の時とか」

ともき「あー…好き勝手に行動する奴とかか」

悠「バナナはオヤツに入りましたって言うやつとか」

ともき「決定?!っか、いねえよ!」

悠「そうか…あ、じゃあこれはどうだ。掃除ができない。」

ともき「だらしないやつか。いるよな足の踏み場もない部屋なのに言い訳するんだよな。」

悠「そうそう。足の踏み場?あるよ。僕の顔さ!」

ともき「掃除が出来ないことの正当化とMのカミングアウトを同時に行った!っているか!」

悠「これもダメか」

ともき「頼むから同意できる例えをだしてくれ。」

悠「ならアレだ、自分の意見を通せないやつ。」

ともき「内気なタイプか。」

悠「そう、ねぇ君の手を握ってもいい?あと、キスしてもいい?あと、押し倒してもいい?あと…」

ともき「そいつはもう内気じゃねぇよ!」

悠「緊張してて内なる想いがあふれでて」

ともき「話を変えよう。緊張するっていうとやっぱりデートとかの時だよな。悠はそーゆーときどうする?」

悠「う~ん正直にいうかな…お、俺カンチョウしてるんだ。」

ともき「一字違う!ちょっとリラックスしろよ!」

悠「そうだな。こういうときは暗示をかけて……俺は緊張していない。俺はいい男だ。この女は俺に告白する。抱いてほしいといえ。」

ともき「いつの間にか命令になってるぞ!もっと冷静になれ!飲み物のむとかして」

悠「ソース、しょうゆ、タバスコ……三択だ…!」

ともき「テンパりすぎだー!なにか話をしろ!」

悠「冗談と怪談と猥談、どれがいいですか?」

ともき「破談だよ!いい加減にしろ!」

悠・ともき「「どうも、ありがとうございましたー!」」


パチパチパチパチ!
パチパチパチパチ!

美喜「ところで…なんで漫才したの?」

悠「Mー1の時期だからだ!」

ともき「らしいです…。」

優日「そういえばMー1は今年で最後だね。」

悠「くそう…。俺達がでるまえにおわっちまうとわ…」

澪「出る気だったのかよ」

悠「当たり前だろ。ともきと俺が組めば間違いなしだ。」

優日「愛だね。」

ともき「それは無い。」
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