ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/6/夜)ー

悠「はぁ、ナメクジンシー怖い」

ともき「まだ言ってるのか」

悠「うん、この話は……」

金剛「やめるならするなよ…」

悠「トークキャンセルやめて」

ともき「お前が似たようなことばっかり言うからだろ」

悠「そんな馬鹿な。おれは七色のトークを使うのに」

金剛「な、七色のトーク?」

悠「お堅い話からコメディまで」

摩耶「ほとんどピンクだったりして」

悠「ふは、ふははは!面白いことを言うではないか!コヤツめ!」

ともき「どういうキャラだ」

金剛「おすっ」

摩耶「やほー」

悠「よし、四人集まったから……」

ともき「から?」

悠「TRPGしよう!」

ともき「何の準備も無しに出来るもんじゃないだろ」

悠「……じゃあ、どうしよう!」

摩耶「皆でサイコロ転がしてクトゥルフと唱え続ける」

金剛「なんだその不気味な行動…」

悠「ただ、あんまりクトゥルフ、クトゥルフいってると……」

ラヴクラフト「……」

悠「本物が現れます」

ともき「普通にダメだろ。コックリさんとかレベルじゃない」

悠「あ、コックリさんっていったら」

揺光【こんこん♪】

悠「本物が現れます」

摩耶「本物でもコックリレベルじゃなくて国を傾かせるレベルだよね」

ともき「もう何も言わない」

金剛「ちょっといいか?」

悠「イカ娘?」

金剛「いってない。ちょっと前から聞きたかったんだが……クトゥルフってなんだ?」

悠「へい、ラヴクラフト!」

ラヴクラフト「前世紀に誕生した新しき神話…。」

悠「です」

ともき「説明になってないよな」

摩耶「太古に地球を支配していたが現在は地上から姿を消している、強大な力を持つ恐るべき異形のものども(旧支配者)が現代に蘇るというモチーフの小説だよ」

金剛「ふぅん」

悠「実際、呼んでみるのが一番早い」

金剛「それもそうだな」

悠「じゃぁ、ニャル子さん読んどけ」

ともき「それでいいのか……」

悠「大丈夫だ。問題ない」

摩耶「金剛君にはあんまりお勧めしないかも。クトゥルフは」

金剛「摩耶がそういうのならやめとくか」

ともき「判断基準?」

金剛「摩耶の基準なら間違いがないからな」

悠「おれの判断基準は?」

金剛「……」

悠「おい、何で黙った。おい」

ともき「当然だろ」

悠「なんでや!まぁ、いい、じゃあ今日の小鳥遊妖怪問題!鳥山石燕の江戸時代の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にある妖怪。画図には全身が毛に覆われた河童のような妖怪が描かれており、石燕による同書の解説文によれば、やすりのような歯を持ち、川辺で魚を獲るものとされているこの妖怪は?」

金剛「河童か?」

悠「Noって、河童のようなっていってるでしょ!」

摩耶「岸部露伴」

悠「露伴先生!!」

ともき「岸涯小僧……って、何の妖怪だ?」

悠「河童みたいな妖怪」

金剛「おいおい…」
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