ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(11/3/夜)ー

悠「ひゅー、寒いなぁ」

ともき「もう普通に長袖だな」

悠「おっぱいセーター?」

ともき「使ってない耳なら銀紙に包んで捨てろ」

悠「使ってるよ!」

緋斗「コンビニでオデン買ってきたで」

悠「ご苦労。釣りは取っといていいぞ」

緋斗「マジで?やったー!」

ともき「いくら渡したんだ?」

悠「千円で五十円のお釣りが出るように計算してる」

緋斗「いや、おでん売れてて、言われとったもんの半分くらいしか買えんで五百円ぐらいお釣りでたんやけど」

悠「……」

緋斗「……」

悠「返せ!」

緋斗「ですよね」

ともき「そりゃそうだろ」

悠「五百円は返す額だ」

緋斗「こればっかりは俺もそう思います、はい。」

後楽「おじさんなら使いこんでくるのに」

悠「溶鉱炉とかに飛び込んでくれない?」

後楽「溶鉱炉とかそうそうないぜ」

悠「連れてってやるから飛び下りろ」

後楽「兄ちゃん、目がマジだぜ」

悠「マジでいってるんだよ」

緋斗「なかなか怖いよな」

ともき「言われるだけのことしてるしな」

後楽「そんなことないんだけどなぁ。」

崇「ふー、今日は随分と冷えるな」

悠「お前の意気も相当冷えてるだろ」

崇「ふん」

紅「うっす」

悠「おぉ、紅も一緒か」

紅「清掃活動してたからな」

悠「清掃活動?」

崇「街のゴミを少しな」

悠「ああ、ついでにこれも捨ててきてくれ」

後楽「今日の兄ちゃんはホント冗談ばっかりだ」

悠「……」

紅「割と目が本気っていってるが?」

悠「120%本気だが?」

崇「自分でどうにかしろ」

悠「ちぇ」

紅「はー、しかし、疲れた」

ともき「掃除が?」

紅「手、抜こうとしたりするからな、そのたびに適度に殴ってたから」

悠「本気で殴らないから」

紅「気絶したら労働力が潰れるだろ。やり過ぎず、痛みを与えるって難しい」

緋斗「めちゃこわっ!!」

ともき「本当にな」

崇「そういう意味では素直に働く悠は優秀だ。便利だし」

悠「なんだかなー……さて、小鳥遊妖怪問題!飛鳥時代から奈良時代の呪術者である。姓は君。 修験道の開祖とされている。 実在の人物だが、伝えられる人物像は後世の伝説によるところが大きい。天河大弁財天社や大峯山龍泉寺など多くの修験道の霊場に、役行者を開祖としていたり、修行の地としたという伝承がある。この妖怪は?」

崇「修験道の開祖が妖怪か?」

悠「そういうもんなんだよ」

ともき「どういうもんだよ」

後楽「そいつは、役小角じゃないか?」

悠「何で知ってる」

後楽「昔ちょっと金借りたことがな」

紅「誰にでもなんにでも借りるな、このぉっさん」
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