ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(10/30/夜)ー

悠「ついにハロウィン前日だな」

ともき「既になんか仮装行列できてたぞ」

悠「ハロウィンの根源がなくなってるよな、ただの仮装会だ」

緋斗「ハロウィンの根源てお菓子あげるやつ?」

悠「悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だ」

緋斗「そうなん?」

ともき「こういう場合、間違ってない」

悠「ちなみにカボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作るがもともとはカブで作る。」

緋斗「えぇっ?!」

悠「ちなみにジャックオーランタンじたいは相当の悪人だ。天国からも地獄からも拒否されるほどの」

緋斗「ええぇぇー!」

悠「うるせぇ!」

緋斗「ひどっ!」

ともき「じやあ、お前はハロウィンはダメなのか?」

悠「いや、大好きだ。」

ともき「なんだお前」

悠「悠君です」

ともき「……」

後楽「おじさんもお菓子用意しないとな。そのためには……」

悠「パチンコに行く必要はないぞこの野郎」

後楽「……お菓子以外も手に入るんだぞ?」

悠「お前は手に入らないだろ!全溶かしだろ!」

後楽「お菓子じゃなくて溶かしとは上手いねこりゃ」

悠「お前に褒められてもうれしくねぇよ!」

道玄「うるさいぞ」
ガシッ!
悠「ぎゃー!頭つかまれたー!」

道玄「だから、うるさい。お前の声は響く」
メキキッ
悠「痛い痛い、頭蓋骨の割れ目を開こうとするな!」

緋斗「聞くだけで痛い」

ともき「痛いんだろうなぁ」

悠「痛ってて、何してんだおっさん!」

道玄「ただの通りすがりだ」

悠「通りすがりに頭蓋を責めるな!」

道玄「たるんでいるからそうなる。」

悠「たるんでなくても頭蓋骨を責められたら痛いもん痛い!」

道玄「だろうな」

悠「なんでや!」

ともき「今日はおひとりですか?」

道玄「雲水が一緒だったんだが……」

緋斗「だったんやけど?」

道玄「ゾンビの仮装集団に囲まれたから放置してきた」

悠「なんでそうなった…」

道玄「肩がぶつかったといってていた気がする……が、知らん」

悠「おいおい、ほんとに死人になるぞ」

道玄「あれで加減は知っている。問題ない。」

悠「……ならいいか」

智樹「いいのかよ」

悠「それでは小鳥遊妖怪問題鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』にある日本の妖怪で炎に包まれた牛車の車輪の中央に男の顔が付いた姿を描いている。この妖怪は?」

道玄「和入道」

悠「早いな」

道玄「違ったか?」

悠「いや、正解だけどね」
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