ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(10/22/夜)ー

悠「……昨日久しぶり悲鳴あげちまったよ」

ともき「ナメクジでも踏んだか?」

悠「……」

ともき「図星かよ。」

悠「めっちゃ悲鳴あげた」

緋斗「えー……」

悠「悲鳴あげながら風呂に飛び込んだよ。金たわしで足を洗った。」

ともき「いや、冗談だろ?」

悠「マジだが?おかげで足ズルズルですよ」

緋斗「うわっ、やめて!聞きたぁない!」

悠「ズルズル」

緋斗「やーめーてー!」

ともき「で、ズルズルなのか?」

悠「いや、嘘だけど」

ともき「だろうな。普通に歩いてたし」

悠「まぁ、金たわしでこすったのはホントだけどな」

ともき「お前の足の裏はどうなってる……」

悠「さすがに痛かったよ。実際ちょっと皮剥けたし」

ともき「それ、ナメクジ踏むことよりもダメージ多いだろ」

悠「ナメクジを踏んだ部分の皮が腐ったどうするんだ…」

ともき「そんなヤバい毒性のあるナメクジじゃないだろ」

悠「……」

ともき「どした?」

悠「ナメクジって単語を聞きすぎて気持ち悪くなった。この話はやめよう」

ともき「ああそう」

道玄「くくっ」

崇「くくっ」

悠「おい、そこの色んな意味で目立ちまくりの二人何がおかしい」

崇「お前がおかしい」

悠「あー?」

道玄「大の男がナメクジごときで」

悠「人間だれだって苦手なものの一つや二つや十や二十……」

ともき「どれだけあるんだよ」

悠「いっぱい」

崇「ディッシュで包んで捨てればいいだろ」

悠「手が溶けたらどうする」

ともき「だからどんな毒性ナメクジだよ」

道玄「一度食われるといい」

悠「死んでしまう!二つの意味で!」

ともき「なんだかなぁ」

崇「そもそも室内に何でナメクジが居る」

悠「奴らはどこからでも侵入してくるんだよ」

道玄「玄関の郵便投函口から侵入しているのを見たことはある。」

悠「帰ったら封鎖しよう」

ともき「手紙が入らなくなるだろ」

悠「外に別の投函口を作る。」

ともき「そこまでするか…」

崇「努力する方向が間違ってないか?」

ともき「いつもの事です」

悠「それじゃあテンションをあげるために小鳥遊妖怪問題!江戸時代の画家・鳥山石燕の妖怪画集『百器徒然袋』に描かれている。古くなってボロボロになりながらも、様々な理由で残された布団が○○○○布団となるという。この妖怪にまつわる記録は民間伝承としては残っておらず、石燕による創作と推測されている
。この妖怪は?」

崇「妖怪布団」

悠「それでいいと思うの?」

崇「妖怪の布団だろ間違いか?」

悠「マチガイジャナイデス」

道玄「暮露暮露団だろう」

悠「道玄と雲水は妖怪に詳しすぎだろ」

道玄「知っていて悪いのか?」

悠「いえ……」
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