ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(10/21/夜)ー

悠「夜中に食いたくなるもの……フレンチトースト」

ともき「ならねーよ!」

悠「パンケーキでもいい」

ともき「甘いものが食いたいだけだろ」

悠「パンケーキで宇宙の真理を見たい」

ともき「どんなパンケーキだよ……」

悠「ただのパンケーキだよ」

緋斗「ただのパンケーキで宇宙に逝けるん?」

ともき「まぁ、いくとしたら、その字だろうな。」

悠「ああ、問題ない。食べ方が大事だけどな」

緋斗「食べ方?」

悠「バケツ一杯のメープルシロップにつけて食べる」

ともき「アホだろ」

悠「いいや、天才の発想だと思う」

緋斗「ええっー」

雲水「ふむ。確かに悪くはないな」

ともき「悪くはないんですか?!」

雲水「外科医は大きな手術が終わった後にガムシロップをコップ一杯飲み干したりする。それと似たような効果があるのかもしれん」

悠「多分命を懸けた将棋ができるようになる。」

ともき「なんだそれ……」

悠「81ダイバー」

緋斗「将棋で命かけるって怖っ」

悠「別にそんなことない、昨今のスポーツ、ゲーム漫画は大抵命と金が掛けられてる」

ともき「そうじゃないと言い切れない部分がある……いや、スポーツは命かからないだろ」

悠「テニヌとか」

ともき「命は取らないだろ……多分」

悠「まぁ、おれも詳しくは知らないんだけどな」

ともき「知らないなら言うなよ」

悠「おっさんはスポーツとかしてたか?」

雲水「オレ自身はしていなかったが若いころは野球部とかの練習に混ぜてもらってたな」

悠「想像できない」

雲山「色んな部の練習には顔を出すのにどこにも所属せず帰宅部を貫き通したある意味での伝説ですよ」

ともき「入ればよかったのに」

雲水「相撲部はなくてな」

緋斗「ああ、やっぱり相撲が好きなんや」

雲水「顔面をどつけるからな」

ともき「それはボクシングとかでもいいのでは…」

雲山「深く考えないでください。無茶苦茶なひとなので」

雲水「がはははっ!」

悠「っか、相撲体型ではないよな」

雲水「戦闘体型だ。がははははっ!」

悠「アッハイ」

雲山「はぁ……」

悠「さて、ではいつもの小鳥遊妖怪問題!この家系にある者が他の誰かに対して憎悪の念を抱くと、その相手に蛇の霊が取り憑いて苦しみ出し、挙句にはその人の内臓に蛇が食い込んで命を落とすという。かつて海岸に長持が流れ着き、何人かの村人たちの間で取り合いになった。やがて公平に中身を分配しようと長持を開いたところ、中から無数の蛇が這い出してそれぞれの村人たちの家へ入り込んだ。これがやがて○○の家系になったといわれている。この妖怪は?」

ともき「ヘビが関係してるのはわかった」

悠「その通りだ」

緋斗「ヘビ神」

悠「却下」

緋斗「まさかの却下!?」

雲水「たしか、蛇蠱か」

悠「Exactly」

雲山「相変わらず妙な知識がありますね。」

雲水「がはは、尊敬していいぞ」

雲山「父よ、それは無茶です。」
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