ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(10/10/夜)ー

悠「秋のせいかお腹がすく」

ともき「普通にいつも空いてるだろ」

真桜「それに輪をかけてゆえの食欲がうなぎのぼりなの」

ともき「それは……大変だ」

悠「今朝なんていつも通りのご飯量+パンも食ってたしな」

真桜「昼飯は秋刀魚10匹にジャー丸々二つ分の飯、味噌汁鍋いっぱい、煮物鍋いっぱい、ポテトサラダ皿一杯、みかん一袋食ってたなの」

悠「たくさん食べてます」

ともき「ホントにな…。いや、ホントにな。」

緋斗「むしろ、そんなによう食べられるな」

悠「成長期なんだろ」

緋斗「そういうレベル?」

真桜「まぁ、中途半端にあれこれ箸つけて残されるよりはマシなの」

ともき「無駄はないだろうな」

悠「うちで生ごみはほとんどでなくなってきてる。」

緋斗「ある意味エコ?」

真桜「ゴミは減ってもエンゲル係数は上がりっぱなしなの。」

ともき「ある意味のバランス」

悠「一回、梅干しと漬物とご飯だけ出してみるか?」

真桜「喜んで食べると思うなの。」

悠「だよなぁ。食べ物に好き嫌いないからな…。」

緋斗「質より量」

真桜「質が悪いと思うななの。」

緋斗「アッハイ」

ともき「真桜ちゃんが作ってるしな」

真桜「家事炊事は妻の仕事なの」

悠「HAHAHA~」

真桜「なんだ……なの」

悠「いえ、何でもございませんです。はい。」

ともき「情けない」

悠「おれだって色々とやってますけどね!!」

緋斗「例えば?」

悠「大根の葉っぱの漬物作ったりとか」

ともき「自分が食べたいだけじゃないのか?」

悠「それもある」

緋斗「大根の葉ってくえるん?」

悠「美味いよ。ほんのり苦みがあってスダチ絞ると最高」

緋斗「俺、そんなにすっぱいんは得意とちゃうねん」

悠「お前には二度と何も食わさないから安心しろ」

緋斗「なんでそうなるん?!」

悠「貴様は柑橘を舐めた!!」

真桜「すっぱそうなの。」

ともき「面白いじゃん」

真桜「シュールかつシリアスな笑いなの。」

悠「おれなんてWRYYYYYな笑いだし!」

ともき「どんな笑いだよ」

悠「ジョースターの血を吸ってハイって奴だー!な笑い」

真桜「むしろ砂漠で灰になるなの。」

ともき「これまた上手いな」

悠「ぐぬぬっ!やるな天才!」

真桜「ふっ……なの。」

悠「おれから一本取ったから、これやるよ」
スッ

真桜「うさ耳なんぞ要らんなの」

悠「何も装備しないよりは防御上がるのに」

ともき「なんでそんなもの持ってる」

悠「兎々の日だからな。さて、小鳥遊妖怪問題!月の影の模様が○に見えることから、「月には○がいる」という伝承は日本をはじめ中国など各地で古くからいわれている。また、兎の横に見える影は臼(うす)であるともされる。この臼については、中国では不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしているとされ、日本では餅をついている姿とされている。この妖怪は?」

ともき「……月の兎?」

緋斗「妖怪?」

悠「月と火星に居るのは凶悪なモンスターだと相場が決まってるんだよ」

ともき「どこの相場だ」

真桜「年中発情している獣なの」

ともき「いい方…」
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