ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】6

ーラスタ・ラヴ(10/7/夜)ー

悠「寒い」

道玄「そんなことはない」

雲水「がははは!まだまだあっついぐらいだぜ!」

悠「えー……」

道玄「暑いはいい過ぎだが、寒いというのもまた言いすぎだ。」

悠「歳だから気温の変化を感じられなく……」

雲水「がはははは!かもしれねーな!」
バシィン!
悠「ぐぇっ!!」
ドッ、ゴッダダダ!

緋斗「わー、ぶっ飛んでった」

ともき「アレが本当の意味で「吹っ飛んでる」っていうんだろうな」

悠「うっ、うう……なにしやがる!」

雲水「撫でただけだろ」

悠「撫でてないだろ!」

道玄「撫でてはないな。軽く突いた、だろう」

雲水「なら、それだ」

悠「軽くで人ひとりふっとばしてんじゃねぇ!!」

雲水「それより、長袖なんぞ暑いだろ?」

悠「話を聞け!っか、むしろアンタこそ、なんでいつも袖がねーんだよ!」

雲水「腕を振るうとき邪魔だろ」

道玄「一理ある」

悠「あるけどねーよ!」

ともき「どっちだよ」

雲水「いいツッコミだ!」

ともき「え、あ、どうも……」

悠「おれは袖は大事だと思ってる」

道玄「袖口に鉛を仕込み打撃の威力をあげるのか?」

緋斗「恐っ?!」

悠「ちげーよ!袖の大事さといったら萌え袖だろ!」

道玄「は?」

悠「萌え袖」

雲水「ああ、袖口を燃やして……」

悠「そうじゃねぇ!説明してやる萌え袖とは、上着などの袖部分が長過ぎて、着用者の手の甲(もしくは手全体)を覆ってしまっている状態を指す。いわゆる萌えシチュエーションの一種である。」

雲水「へぇ」

道玄「……」

悠「……あれ、おかしいな。感動するシーンだと思ったのに」

ともき「感動する要素皆無」

悠「あるよ!むしろ感動しかない!」

道玄「分からん」

悠「なん……だと……?」

鈴猫「こんば……」

悠「へい!キャットガール、ナイスタイミング!」

鈴猫「んわ?!」

悠「てゐ!」
脱ぎ

ともき「なぜ脱いだ」

悠「はい、鈴猫これ着て!」

鈴猫「えっ?!えっ?え?えっ?」

悠「いいから、着て!」

鈴猫「は、はい。」
着っ…

悠「袖余るよな?」

鈴猫「そ、そうだね。悠のはサイズ大きいし」

悠「はい、その手をこっち向けて!」
グイッ
鈴猫「何?!」

道玄「……」

雲水「……」

悠「これが萌え袖だ」

鈴猫「ええー……ホント何」

悠「萌えるだろ?」

道玄「……言わんとしてることは何となくわかったが、まったく萌はしない」

悠「なんでだよ!素材も最高だろ!へそか!へそが出てないからか!」

鈴猫「ちょっ///」

雲水「いや、両肩に般若の刺繍があるシャツじゃダメだろ」

ともき「悠で見慣れてるが……普通のひとが着るシャツじゃないしな」

緋斗「むしろあんなシャツどこで買っとるんよ…。」

悠「……鈴猫」

鈴猫「は、はい。」

悠「寒いから服返して」

鈴猫「あ、はい。」
脱ぎ

悠「……鈴猫の香り着きシャツゲットだぜ!」

鈴猫「ちょっ///!?」

悠「クンカクンカ、はい、小鳥遊妖怪問題!鳥山石燕の『画図百鬼夜行』にある京都の鬼火。かつて壬生寺地蔵堂で盗みを働いた僧侶が仏罰で鬼火になったものとされ、火の中には僧の苦悶の顔が浮かび上がっている。江戸時代の怪談集『新御伽婢子』にもこの名がある。この妖怪は?」

道玄「叢原火」

悠「はえぇよ。なんで知ってるんだよ」

雲水「がはは。道玄は変わった奴だからな!」

道玄「お前には言われたくない」
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