ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(9/14/夜)ー

悠「何か今日は肌寒かった」

ともき「ま、9月も中盤近くなってきたからな」

悠「6月」

緋斗「逆さ?」

ともき「いい加減諦めろ」

悠「WRYYYY!」

神姫「毎日飽きもせずに同じことよく言えるわね。」

悠「毎日いってれば明日が六月になるかも知れないだろ」

ともき「ならねーよ」

悠「もうサンのスタンドでもいいな最悪」

緋斗「これを現実逃避いうんやね」

悠「じやあ、お前は現実だけを直視して生きろ」

緋斗「すいません、ごめんなさい」

ともき「謝るのもおかしいよな」

神姫「私は常に現実を見てるわよ」

悠「神姫の場合は理想も何もかも引き寄せられる気配がある。」

神姫「どういう意味よ」

悠「……ここに鳥居、もとい取りい出したるトランプ」

ともき「どっから出した……」

悠「ここから、ジョーカーとスペア(白紙)カードを追加してシャッフルします。」
シャシャッ、パララララ

神姫「ショットガンシャッフルはカードを痛めるわよ」

悠「誰がパンドラやねん。」
シャッシャッ、パラララ

緋斗「遊戯王やっけ?」

ともき「そんなネタがあったような気もする」

ゆうな「バトルシティ編だよ」

ゆえ「さすがねーちゃんかっこいー……」

緋斗「仲のええ姉妹やな」

ともき「俺は何かあの二人がどんどん芸人っぽくなってる気がしてる」

悠「はいねこのシャッフルの終わったカードを裏返しで神姫の前に広げます」
サァーー

神姫「……で?」

悠「一枚引いてくれ。神姫ならheartのACEを引ける。」

ともき「ネイティブな発音にイラッとする」

緋斗「無理やろ」

悠「いや、神姫だから大丈夫だ。引ける引ける」

神姫「……」
スッ

ともき「引いたカードは?」

神姫「ハートのエース……」

緋斗「マジか!?」

神姫「じゃなくて、キングのハートだったわ」

悠「あ、そうか神姫だったらACEじゃなくてキングオブハート!を引くのが必然だったか……。」

ともき「お前の言ってる意味が分からない」

ゆうな「さぁ、最後の仕上げだ!」

ゆえ「ええ……」

「「二人のこの手が真っ赤に燃えるゥゥ!」」

ゆえ「しあわせつかめとっ……!!」

ゆうな「轟き叫ぶ!」

「「ばぁぁくねつッ!!ゴッド!フィンガァァァ!」」

ゆうな「石!」

ゆえ「は……!」

「「ラァァァブラブゥッ!!天驚ォォォけェェェェェん!!!」」

ともき「……」

緋斗「……」

悠「ブラボー!ブラブォー!」
ぱちぱち

神姫「ここまでの流れを仕込んでたの?」

悠「いいや。だって神姫がキングオブハート引くかどうかは分かんなかったし」

ゆうな「大きい声出すと気持ちいいよね。」

ゆえ「うん……」

ともき「お前らだと本当に石破何某がでそうで怖い」

悠「こちらに龍剄気功を放てるキングオブハート様なら」

神姫「ハートの後に「様」がつくと違うモノが思い浮かぶんだけど」

ゆうな「拳法殺しのハート様」

ゆえ「だんまつまはかのゆうめいな「ひでぶ」……」

悠「さて、今日の小鳥遊妖怪問題!東北地方から九州に至るまで各地で送り○の話は存在するが、地域によっては○ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。夜中に山道を歩くと後ろからぴたりとついてきて、もし何かの拍子で転んでしまうとたちまち食い殺されてしまうが、転んでも「どっこいしょ」と座ったように見せかけたり、「しんどいわ」とため息交じりに座り転んだのではなく少し休憩をとる振りをすれば襲いかかってこない。この妖怪は?」

ともき「さぁ」

緋斗「俺もわからんわ。」

神姫「送り狼でしょ」

ゆうな「ああ、お父さんか」

ゆえ「おとこはおおかみ……」

悠「送り狼……って、誰が送り狼だ!」

「「「お前だよ」」」

悠「わんわんお!」

ともき「ちなみに送り狼でいいのか?」

悠「いや、迎え犬」
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