ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(9/10/夜)ー

悠「呉って不憫だよな」

弩躬「ご?」

灯「三国志のですか?」

悠「そうそう」

雲山「いうほど不憫でしょうか?文字通り三国の魏、蜀、呉と並んだわけですが」

悠「そうなんだけどな。例えば最初孫堅死ぬじゃん」

弩躬「たしか劉表を攻めてた時だっけ?」

悠「そう。劉表の部下の黄祖を倒した矢先に射殺される」

弩躬「伏兵?」

灯「確か襄陽を包囲したのちにひとりでいて射殺されたらしいです」

神姫「……なんで一人でいたのかしらね。」

悠「黄祖と一騎討ちしてたにしても一人でいるのは不用心過ぎだよな……しかも戦場で」

灯「ですが、それがあって息子の孫策に主がうつるわけですよね。」

悠「そう……いや、まぁ、それでいいとしよう。」

雲山「袁紹から独立して小覇王とも呼ばれるようになる勇猛な武将ですね」

悠「でも、突然、于吉に呪い殺される……なんでやねん!」

神姫「でも、それは演技でしょ?」

弩躬「史実は?」

悠「許貢の客人3人が復讐として孫策を長江のほとりで殺そうとして、孫策は3人とも斬り殺したけど、3人の内の誰かが放った矢の一本が頬を貫いて重症、その後死亡」

弩躬「孫呉人間は一番偉い奴に護衛をつけない主義?」

悠「油断が過ぎる……」

灯「相方というか周瑜さんも確か諸葛亮の才能に怒って血を吐いて憤死……でしたっけ?」

悠「美周郎ェ……」

神姫「それも演技だけどね……。けど、蜀、魏に比べたら大将がことごとく変わっていってるのは確かね。」

悠「割と好きなんだけど不憫すぎる呉。」

弩躬「ま、不憫ちゃ不憫だけど、他のところもそんなもんじゃないか?」

悠「根本的に曹操は関羽に執着しすぎ、蜀はうろうろしすぎ、呉は大将ドジッコすぎだからな。」

神姫「ある意味勝ち馬は司馬懿よね。結局魏を乗っ取ったし」

悠「ゲームだと割と残念なのにな」

弩躬「俺も司馬懿っていわれたら、諸葛亮と姜維にへこまされるイメージしかわかない」

悠「間違いではない気がする。その辺りどう思う?」

ともき「ここで俺に話を振られてもそんな詳しくないし」

悠「じゃあ、緋斗。面白いこと言ってくれ」

緋斗「ふぁ?!」

悠「3.2.1……はい!」

緋斗「えっ……なんでやねっ」

悠「小鳥遊妖怪問題!夜道を歩く人間の後をつけてくるといわれる。奈良県宇陀郡では暗い夜道で遭うといい、静岡県では小山を降りてくるときに遭うという。この妖怪は?」

緋斗「……」

灯「ストーカーですね」

神姫「なら、悠っぽいわね」

悠「ふぁっ?!」

弩躬「あり得るな」

雲山「夜道を歩く人をつけるのですか?」

悠「つけないよ!」

ともき「べとべとさんの正体はお前か」

悠「べとべとにするのは好きだけども……」

神姫「弾針剄」
チュドォン!
悠「がばらーーー!」
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