ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅲ】5

ーラスタ・ラヴ(9/1/夜)ー

悠「いやー、8月1日だな!」

ともき「9月」

悠「うわあぁぁ!」

ともき「もういいよ」

悠「しくしく、しくしく」

緋斗「しくしく、しくしく」

ともき「なんで緋斗まで泣いてる…」

緋斗「宿題終わらんで、さらにプラスでプリント出されてん」

ともき「自業自得だろ」

悠「ひゃひゃひゃ!」

ともき「お前、笑ってられる立場なのか?」

悠「当然だろ。なにも問題なかった。ただ放課後に残らされて草むしりとかさせられたけど」

ともき「なるほど、いっそもう肉体労働係として使われだしたか」

悠「草むしり楽しいです。」

緋斗「ええなぁ…」

悠「お前もやるか?体育館の周囲全部だが」

緋斗「あ、遠慮します」

ともき「ちゃんと宿題しろ」

悠「まったくだ」

ともき「お前もだよ」

悠「うにゃん」

ともき「……」
イラッ

悠「しかし、8月32日になったらいきなり雨雨雨だな」

ともき「9月」

優日「涼しくなったし真桜ちゃんでてきた?」

悠「いや、まだ出てきてない。」

優日「まだ秋にはなってないなー」

緋斗「そこ判断なんや…」

ともき「季節の動植物みたいだな…」

デイジー「失礼しますわ!」
バタン!

悠「……」
ともき「……」
優日「……」
緋斗「……」

デイジー「お久しぶりですわね!」
バンッ!

緋斗「あの、めっちゃポーズ決めとるお嬢様感半端ない人だれ?」

悠「コロッケさんだ」

デイジー「ホホッ、悠さまったらジョークが今日もキレッキレですわね。コロッケではなくクロケティア、デイジー・クロケティアですわ!」
ビシッ!

ともき「なんでいちいちポーズとってるんだろうな」

悠「むんっ!」
バッ!

優日「アレはジョジョの奇妙な冒険13巻の表紙の承太郎のジョジョ立ち!」

緋斗「ようわかったね?!」

悠「ふふん」

ともき「対抗せんでいい」

デイジー「やりますわね。」
ビシッ

悠「まぁな!」
バンッ

ともき「なんの勝負だ…」

悠「それで急になんであらわれた?」

デイジー「ホホッ、急にも何も週一でお宅にお邪魔してましてよ?」

悠「今知る衝撃の事実…」

優日「何しに行ってるの?」

デイジー「当然、親友でありライバルである真桜に会いにですわ。」

ともき「……会えてる?」

デイジー「夏場は顔は見せてくれませんわねぇ。でも、毎回分厚い本をお土産に渡してくれましてよ。ほーっほほ」

悠「ああ、なんかデコが腫れてると思ったら本をぶつけられたのか」

緋斗「それを土産て……すげぇポジティブやな」

優日「ちなみにどんな話するの?」

デイジー「もちろん、知的で優雅な話ですわ。たとえば今日は「†」の文字は「ダガー」で変換できるという知識を教えて差し上げたんですわよ。ほーっほほ」

ともき「……この娘、天才とバカの紙一重を突破しちゃってないか?」

悠「なぜか、若干おれと同じ属性(ボケ)の気がする……。さて、小鳥遊妖怪問題!鳥山石燕による画集『今昔百鬼拾遺』には顔が片目のみで手の指が3本しかなく、泥田から上半身のみを現した姿で描かれている。この妖怪は?」

デイジー「muddira rice fieldtboy!」

ともき「泥、水田、子供?」

緋斗「?」

優日「泥、田、坊」

悠「正解!」

デイジー「ほーっほほほ!」
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